安彦良和総監督、『君の名は。』鑑賞をオススメ!? “コロニー落とし”の描写にはに不条理と悲痛をこめて……

1612_gundam.jpg『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』公式Twitter(@G_THE_ORIGIN)より

 11月19日から12月2日にかけて公開された『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN IV 運命の前夜』。

 初週での興行成績は全国わずか15スクリーンでの公開ながら、週末映画興行成績(11月19、20日/興行通信社)で9位と存在感を放ち、いまなおガンダム人気の根強さを見せた。

 そんな本作の最終公開日に、安彦良和総監督、池田秀一(シャア・アズナブル役)、田中真弓(キャスバル・レム・ダイクン役)、潘めぐみ(セイラ・マス役)らが参加するトークイベントが開催された。会場ではざっくばらんなトークを繰り広げられていたという。このイベントに参加した40代男性がその模様をレポートする。

「トークの序盤に上映期間中、何回観に来たかという話題になったんですけど、会場に10回という猛者がいたんです。これに安彦総監督が『少し減らして「君の名は。」を観てやってください』とコメントしたんですよ。安彦総監督も、『君の名は。』を気にかけているんだなと思いましたね」

 またこの『運命の花嫁』で、シャアとセイラの幼いころから、“一年戦争”の開戦前までを描いてきた“シャア・セイラ編”は完結を迎えたわけが、これまでの4章を振り返っての思い出も語られたのだとか。

「一番緊張したことは『2章での池田さんのエドワウ・マスの第一声を聴くときの緊張感。ブースのスタッフはみんな緊張していましたが、一声聴いて安心しました』と、安彦総監督は仰ってましたね。年齢と逆光するような少年の役を演じただけに緊張感がすごかったようですが、当の池田さんは『ご心配をおかけしました』と、苦笑いを浮かべてました。

 一方、ベテランの田中さんは『THE ORIGIN』からガンダムを観始めたそうです。2章で元のシャア・アズナブル(※作中で身分を隠すため入れ替わりの対象となる)について、『この人、池田さんに殺されちゃうんだわって……。リノ・フェルナンデスもお殺しに……。池田さんにがたくさんの人をお殺しに……』と、大御所同士だからこそのトークをしていたんですけど、潘さんはハラハラしていて『“池田さんが”じゃないですよ!』と、一生懸命突っ込んでいたのが微笑ましかったですね(笑)」(前出の40代男性)

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