【これは公式なのか】「結婚おめでと～！」『ユーリ!!! on ICE』の勇利がヴィクトルに指輪を……ファンは死んだ

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『ユーリ!!! on ICE』公式サイトより。

　毎週ファンを“殺しにかかっている”と評判の（!?）フィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』（テレビ朝日系。以下、『ユーリ』）。7日放送の第10話は、グランプリファイナル直前のオフタイムを描くという、いわゆる“息抜き回”だったのですが……全然息抜きができない!!　そして、萌えやらなんやらの暴力が凄まじく、ずたぼろになったファンから「これ、公式？」という声が続々と上がっています。

　第10話「超がんばらんば！！グランプリファイナル直前スペシャル」は、ヴィクトル・ニキフォロフの語りで、グランプリファイナルに出場する6選手が紹介されていくというもの。氷上では見ることができない、プライベートな素顔を見ることができました。ちなみに、ヴィクトルがスケートから離れて浮かぶのは、「2つのL。LIFEとLOVE」。天真爛漫な彼にしては意外にも（？）、「20年以上ほったらかしにしていること」だそう……。

　ヴィクトルと何度も表彰台に上がってきた“氷の上でイク人”ことクリストフ・ジャコメッティは、ヴィクトルと一緒に夜のプール遊び。ヴィクトルが向けるカメラに向かってセクシーポーズを決めるクリスが艶めかしい！　ヴィクトルも「クリスの色気は氷の上だけにとどまらない」と評するほど。クリスはその見た目もさることながら、安元洋貴さんの声でセクシーさが倍増している感がやはりすごい。

　そして、ユリオことユーリ・プリセツキーですが、熱狂的なファンが「ユーリエンジェルス」と呼ばれていることが判明！　エンジェルスなのにユリオに「ブス！」って言われていたけど。そして、JJことジャン・ジャック・ルロワのファンは「JJガールズ」と言うそうです。“カラ松ガールズ”感がちょっとしますね。JJ自体もちょっとカラ松っぽいポジションで、周りの選手からの扱いがやや雑だったのが、結構面白かったです。ヴィクトルも「ジャン・ジャック・ルロワ……だったかな？」ってうろ覚えだったし（JJはヴィクトルのこと超意識していたのに）。

　今回初登場のカザフスタンの英雄ことオタベック・アルティンは、「スケート界での人付き合いには興味がない」（ヴィクトル評）にもかかわらず、ファンに追われるユリオをバイクで救出！　オタベックは以前ユリオと一緒に練習をしたことがあって、ずっと自分に似ていると思っていたそう。「俺と友達になるのか。ならないのか」っていうオタベックが男前すぎて！　今まで友達になろうと言われたことがないユリオが無言で握手を交わしていた絵もなかなかツボ。

　そして、前回ヴィクトルに“プロポーズ”をした主人公・勝生勇利は、また今回も“事件”を起こしてくれました！　大会前、勇利の提案でバルセロナの街を歩く（デートする）ことになった2人。デート中に痴話喧嘩（？）もしちゃう2人ですが、その中で、誕生日が近いヴィクトルに「ロシアは誕生日前にお祝いしたりしない」と聞いた勇利は、なんとジュエリーショップに駆け込みます。そこで、自分へのお守りであって、今までのお礼ということで、ペアリングをヴィクトルにプレゼントしちゃうのでした……。これ、二次創作じゃないですよね？

　賛美歌と鐘の音が流れる教会の前で指輪交換をする2人。婚約指輪じゃないですか……。これ、二次創作じゃないですよね？　個人的には指輪交換をした後、全部勇利に持たせていたショッピングバッグを2人で分け合って持って帰路に向かう姿が、なんとまあ夫婦みたいだなあと。これ、公式ですよね？　ちなみに、2人の指輪を見たピチット君が「結婚おめでと～！」「僕の親友が結婚しました～！」ってファンの声を代弁してくれていて、本当にありがたかったです。

　そして、今回のエンディングは特別版！　1年前のグランプリファイナルのバンケット（パーティー）で泥酔した勇利がユリオやクリス、そしてヴィクトルにダンスバトルをふっかけるというもの。スーツがはだけた姿でブレイクダンスやらポールダンスをする勇利が艶めかしい……！　このイラスト、二次創作じゃないですよね？

　最後には、実は泥酔した勇利がヴィクトルに「ダンスバトルでおいが勝ったらコーチになってくれるとやろ？」とお願いしていることが判明しました。勇利の言葉に胸を躍らすヴィクトル。2人の旅路はここから始まっていたんですね。第10話は、いろんな要素が詰め込まれすぎていて、とても充実したけど、疲れた……。

　次回はついにグランプリファイナル。本人役で登場する織田信成が予告にも登場し、「あれ、その指輪どうしたん？」と、勇利らと絡んでいる姿を見ると、次元がごちゃまぜになっていて、軽く頭が混乱しますね。
（文・月島カゴメ）