17年の「ジャンプ」は『ONE PIECE』イヤー! 目次のリニューアルで「ジャンプ川柳」廃止、目次コメントも……

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

161205_jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2017年1号の表紙&巻頭カラーは、17年に連載20周年を迎える『ONE PIECE』。記念イヤーとして、今号より「ジャンプ」の背表紙イラストが『ONE PIECE』の名場面仕様になっている。なお、今号によれば、今後「衝撃ニュースがたっぷりつまった20のサプライズ」を予定しているとのことなので、続報を待ちたい。

 暦より早い新年を迎えた「ジャンプ」では、背表紙などのデザインがリニューアルされている。特に大きく変更があったのは、巻末の目次。毎年デザインがリニューアルされている目次だが、今回の変更に伴い、読者ハガキで投稿を受け付けていた「ジャンプ川柳」が廃止され、今号から『ONE PIECE』の間違い探しがスタートしている。

 また、目次コメントを見ていくと、『斉木楠雄のΨ難』の麻生周一が「今週から目次コメントの文字数が増えた!」と。文字数が25文字前後【注:巻頭やセンターカラーだった場合、35文字前後】だった16年発売号と比べると、17年発売号はすべての作家のコメントが35文字前後と、確かに文字数は増えている。ただ、過去を遡ると、14年~15年の文字数も35文字前後なので、“増えた”と言うよりは“戻った”という感じだろうか。

 そんな目次を見ていくと、連載ラインナップにフレッシュな作品が増えた印象を受ける。16年の「ジャンプ」といえば、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』をはじめ、『暗殺教室』『BLEACH』『ニセコイ』『トリコ』といった人気作の連載終了が続いた1年だった。人気作が抜けた穴をどうやって埋めていくのか、また新たな人気作が生まれるのかが、17年の「ジャンプ」で注目したいポイントのひとつだろう。

 今後の行く末にも注目したい「ジャンプ」だが、次号では『テニスの王子様』の許斐剛が、11年と13年に掲載した読み切り『Moon Walker LTD.』シリーズ以来の「ジャンプ」登場! 新作読み切り『頭突け!! 横浜謳歌高校XXxX部』を発表する予定なのだが、作品の詳細はすべて「???」となっているなど、とにかく謎だらけ。キャラクターがボールらしきものを持っているが、テニス以外の球技を描くのだろうか。とりあえず、“許斐剛ワールド”が炸裂していることだけは間違いなさそうだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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