入野自由「言語も芝居ももっと知りたい」 海外留学&休業に感じる声優の“マルチタレント”化

入野自由「言語も芝居ももっと知りたい」Kiramune Official Site『入野自由の自由帳』より。

千と千尋の神隠し』のハク役や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のじんたん役、『おそ松さん』松野トド松役などで知られ、歌手としても活動する人気イケメン声優・入野自由が、11月30日に自身のブログ『入野自由の自由帳』を更新。海外留学のため、来年1月のソロライブ以降休業することを発表し、ファンの間でどよめきが起こっている。

「皆さま!DARE TO DREAM聴いてくれてますか??」という書き出しで始まったこの日のブログ。6年ぶり、2枚目となる2ndアルバム『DARE TO DREAM』(ランティス)の発売に感謝の気持ちを綴りながら、「そして、入野自由からお知らせです。2017年1月のソロライブが終わったあと、暫くの間お休みをさせて頂きます!! 前々から考えていた海外留学のためです」と、休業を発表。

 続けて、「数年前から海外での生活やエンターテイメントというものに興味が出てきていました。それに触れることで自分に足りないもの、求めているものがハッキリとしたし、触れれば触れるほどその想いが強くなったからです」と、留学を決意した理由と熱い思いを告白。「言語も芝居も、知らないことをもっと知りたい。もはや行かないという選択肢はなかったのです。行くなら早いうちに行かねば! ってことで。相談に相談を重ね、この時期に行くしかない! という結論に至ったわけです」と、留学に至った経緯を明かしている。

 今後については「とにかく言えることは、、、今の活動、これからの活動のための『旅』であるということ。皆さんが思っているより早く戻ってくると思いますし。サッと行って、サッと帰ってきます。安心してください」と、ファンを安心させるようなメッセージも。

 この突然の発表を受けて、「休業すんの?海外?マ?」と驚く声や、「キングダムハーツ3どうすんの???」「おそ松さん2期は!?」と、入野自由が主要キャラクターの声を務めるゲームやアニメの続編を危ぶむ声が上がっているが、一方で「ショックだけど待ってるぜというきもち」「世界に入野自由を轟かしてきて…! がんばれ!」などと、ファンは彼の決意を受け止めたようで、ネット上では、激励の声が多数上がっている。

 声優として活動する前は、劇団の子役として活動していた入野自由。最近もさまざまな舞台作に出演しており、今年9月に上演された実在のゴッホ兄弟をもとにした2人芝居のミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』では、その演技力と歌唱力の高さで弟・テオ役を好演。また、今夏放送の月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)にも出演し(参照記事)、マルチに活動している。こういったこれまでの活動や、今回のブログで、「海外のエンターテイメント」、そして「言語と芝居」について勉強したいと語っていることからもわかるように、“声優”という枠にとらわれず、海外でさまざまなことを学んでいくのだろう。

 そんな入野自由のように、近年の声優は、アニメやゲームのアフレコだけでなく、歌手や俳優として活動するなど、活躍の幅が広がっている。音楽活動や声優プロダクションの代表取締役、舞台の企画など、多方面で活躍する鈴村健一も、「ダ・ヴィンチ」11月号(KADOKAWA)のインタビューで、「アフレコはもちろん、キャラクターソングも歌うし、トークイベントにも出演する。いろんな経験をさせてもらえるメディアという意味では、声優が一番なんじゃないかと思います」と、声優がマルチに活動するようになったことについて言及している。

 その高い演技力と歌唱力は、“声優界トップクラス”とも言われている入野自由。ブログでは、「アニメと演劇と歌と未知の何かとの架け橋になれるように。日々精進。ジャンルや垣根を超えていく!」とも発言しているだけに、今回の留学で声優たちがマルチに活躍していることをその身をもって、体現しようとしているのかもしれない……

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