【モノブライト出口博之の特撮自由帳(7)】

語ろう“スーパー戦隊”! 「大事なことは全てスーパー戦隊から教わった」ゲスト・宮島咲良×出口博之スペシャル対談!!

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出口 どっか抜けているんだよね、ちょっと三枚目というか、お調子者というか(笑)。そのひょうきんさみたいなのがいいし、バシッと決めてくれるとこは決めてくれるから、頼りがいがあるし。たしかに『ニンニンジャー』はすごく、どの世代が見ても面白い。俺はまだ独身だけど『ニンニンジャー』の中で、オヤジの記憶が戻る回で、夢を諦めなくてはいけなかったというお話があったけど、あそこなんか俺はもう泣いていたもの(笑)。

宮島 ああ! わかります、私もそうです。天晴たちの気持ちも分かるし、年齢的に親世代の気持ちにも近しいものを感じるので。一つ前の『烈車戦隊トッキュウジャー』(14年)が子ども向けだったので、その違いも大きかったのかなと思うんですけど。

出口 ああ、それは大きいかも。『トッキュウジャー』は、序盤は全然ハマれなくて。俺は長男で下に妹とか弟がいて、「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」って言われていたから、小さいころから格好良いお兄さんとかお姉さんに憧れがあって、ヒーローが好きになったの。だから今でも「こいつ、格好いいな!」という憧れからキャラを好きになったりするんだけど、『トッキュウジャー』だけは格好いいなと思えなくて。

宮島 ハハハ。でもまぁ、彼らは実は子ども、という設定でしたからね。

出口 そうそう、だからなんでこいつらルックスに反して、こんなに言っていることが子どもっぽいんだろうと思っていたら、実は本当に子どもだったというのがわかって、俺は一気に大好きになったの(笑)。

宮島 それ結構、時間がかかっているじゃないですか(笑)。

出口 ネタバレになっちゃうからアレだけど、とあるシーンで「うわぁ!」ってなってから一気に好きになって。なんで俺はちゃんと見ていなかったんだろうと思ったもの。

宮島 うそ、ちゃんと見てくださいよ、私は『トッキュウジャー』、大好きです! まぁ私が子どもっぽいのかもしれませんけど(笑)。

 でも私も昭和の戦隊が好きなのは同じ理由で、昭和のスーパー戦隊は演じていた役者の皆さんがある程度年齢がいっていましたよね。見ているこっちも、お兄さん、お姉さんとして見られる、守ってくれると感じられるので、昭和のほうがしっくりくるんです。今を否定するわけではないんですけど。

出口 そこで、たとえばスポーツ選手とかで、憧れの存在はいなかったの?

宮島 小学校5、6年の頃から現在に至るまで、元巨人の仁志(敏久)選手が私にとってのスーパースターです。野球は詳しくないんですけど、たまたまTVで野球の試合を見ていたとき、子どもながらに「あ、ここで打てたらいいんだろうな」とか「ここで走ったら格好いいんだろうな」と思うところで、たまたまなんでしょうけど、全部同じ選手がいいところで打つし走るし捕る。それが仁志選手だったんです。「わ、この人、格好いい!」と思って、ファンになって。そこから、曲から入って戦隊が好きになったように、選手から入って球団も、巨人も好きになって、野球も見るようになったので、仁志選手が横浜に移籍したときは、私も横浜に移籍して。仁志選手が引退してからは、私もプロ野球は引退気味ですね(笑)。

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