「こんなお泊まり、悪くない」女の子6人の“修学旅行”パジャマパーティー回!【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1611_mp41.jpg朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。11月20日放送の第41話「ジュエリーな毎日! 魔法学校へ放課後留学!」は、みらい(声:高橋李依)たちが、魔法学校の寮で補習仲間の3人と一緒にキャッキャウフフなお泊まりをするとともに、かつての敵・ドクロクシーの設定が再登場と、残り話数も少なそうなのにさらに風呂敷を広げてきた回tpなった。

 前話でみらいが提案したナシマホウ界の津成木第一中学校に行った後、魔法学校にも通うWスクールを実行するところから。2つの世界をつなぐ電車・カタツムリニアの所要時間も大幅短縮されたようで、一瞬で行き来できるような描写も。魔法界が近くなっていると実感させられるが、これでは冷凍みかんとか売ってる車内販売は商売あがったりなんじゃ……と、リアルに新幹線から食堂車がなくなったのを経験した世代としては寂しいばかり。

 そんなある日、休日前に魔法学校の寮でお泊まりすることになり、リコ(声:堀江由衣)が自分の部屋に久々に戻る。しかしそこは、補習仲間のジュン(声:金田アキ)の物置部屋にされてしまっていた。そこで、急きょジュンの部屋でお泊まり会となり、ケイ(声:吉岡麻耶)、エミリー(声:橋本ちなみ)も交えて、パジャマパーティーへ。

 6人のパジャマ姿や、リコとみらいが寝る用に髪型を下ろして和んだのはもちろんのこと、今回の作画監督はキャラクターデザイン・宮本絵美子さんの担当回とあって、パジャマパーティー内で、キャッキャッとみらいたちがいろいろ面白い表情をするシーンも多く、修学旅行のような雰囲気にリコが「こんなお泊まり悪くないわね」といったのも、別の意味で納得!

 そんな仲の良い生徒たちを見ていた魔法学校校長はドクロクシー(声:秋元羊介)になってしまったかつての親友・クシィのことを回想。なんであんなにイケメンだったクシィは歳を取って“東方不敗”……もとい骨だけのドクロクシーになってしまったのかと同情したくもなったが、校長はみらいたちの仲の良さにあてられたのか、ドクロクシーが成仏した場所へと足を向ける。

 校長の向かった先で、なぜかメガネでイケメンの敵・オルーバ(声:杉山紀彰)が出現。デウスマストを迎える準備がどうとかこうとか言っていたが、それに関係あるのか、ドクロクシーがかつて持っていた本を探していたようで、駆けつけたみらいたちに「余興は終わり」「世界を滅茶苦茶に」と、本気になったようなセリフを吐く。とはいえ、そんな啖呵を切ったそばから、プリキュアたちとの戦闘はドンヨクバールにおまかせで、自身は本を探しに行くという無責任さ。おいおい! と突っ込まざるを得ない展開に。

 戦闘を終えると同時に、オルーバもドクロクシーの本をゲットし去っていく。そんな描写を見ていると、ドクロクシーって実は『天元突破グレンラガン』の螺旋王ロージェノムよろしく、デウスマストの襲来を予見し、それに対抗する力を欲していたからじゃ……とか、テキトーに深読みしてみたり。

 次回予告では、チクルン(声:ニーコ)がタイトルに入っているが、今回でもだいぶ“造反フラグ”ポイントを蓄積した感じだし、いよいよポイント利用する日がやってきたようだ。しかも、出てくる度に笑いを届けてくれたシャーキンスさん(声:速水奨)が“負けフラグ”の定石の1つである巨大化して映り込んでおり、退場の予感がビンビン! 次回は終焉に向けて大きく物語が動きそうだ。
(文/ティエリア88)

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