まさに人間VTOL！ 夢の乗り物“ジェットパック”がついに身近な存在になる!?

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■計6機のジェットエンジンを搭載した次世代型モデルも開発中

　ちょうど1年前には、当時最新型であった「JB-9 ジェットパック」がニューヨークのスタテンアイランドに建つ自由の女神の周囲で飛び回って世間を驚かせた。

　昨年にその実力を世に知らしめた「JB-9」だが、今回の「JB-10」は2機のジェットエンジンが7％のパワーアップを遂げ、1分間で305mの垂直推進能力を備えているということだ。連続飛行時間は燃料を満タンにした状態で約10分。

　同社開発チームは、広く一般へ販売する前の段階で、安全な“ジェットパック教習所”を作り上げることにも取り組んでいる。安易に扱われることで、余計な事故を起さないためにも、一般への普及は決して急いではいないという。

　また、新型の機体も現在開発中とのこと。これまでは、ジェットエンジンを左右に1機ずつ計2機搭載していたのだが、開発中の次世代型ジェットパックは小型のジェットエンジンを左右に3機ずつ、計6機搭載するということだ。エンジンを多く使うことで、不慮のエンストにも対応し、墜落することなくコンピュータ制御でバランスを保った飛行が可能になるのだ。

　また、いざという時の緊急用パラシュートの研究開発にも余念がない。この次世代型ジェットパックのテスト飛行は、来年にも予定されているということだ。つまり、一般への普及は、その次世代型ジェットパックの完成を待つということになるのかもしれない。来年以降、身近になる夢の“人間VTOL（垂直離陸機）”に期待したい。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・New Atlas
http://newatlas.com/jb10-jetpack-european-flights-on-sale-contest/46387/

 
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