『聖☆おにいさん』実写化に“福田雄一監督”を推す声!? 一部では「宗教的に大丈夫?」という声もあるが……

 中村光の人気マンガ『聖☆おにいさん』の実写ドラマ化が決定した。

 11月22日発売の「モーニング・ツー」(講談社)2017年1号にて明らかになったもので、続報は連載100回目を迎える次号にて発表されるとのこと。放送局やスタッフ・キャストなどの詳細は明らかになっていないが、人気作の実写化ということで「マジか!」「結構楽しみ」とネットで反響を呼ぶなど、話題になっている。

『聖☆おにいさん』は、東京・立川にあるアパートをシェアし、下界で自由気ままな日々を過ごす「ブッタ」と「イエス」の日常を描いたギャグコメディ。07年に連載開始されるや、“異色マンガ”として人気を集めている作品だ。

 13年にA-1 Pictures制作で劇場アニメ化された際は、声優に星野源(ブッタ役)と森山未來(イエス役)を起用し話題に。ブッタの弟子・アナンダやウリエルら四大天使といった人気キャラの登場がなかったことなどは不評だったが、『らき☆すた』などで知られる高雄統子監督をはじめ、豪華スタッフが制作を手がけただけあって、作品そのものの評価は高め。公開館数は75館と多くはなかったのだが、興行収入は約3億円を記録している。

 今回の実写ドラマ化にあたっては、ブッタやイエスを“誰が演じる”のか、注目が集まっているが、現時点ではアニメで声を演じた星野と森山を待望する声が多め。また、作中でイエスが「ジョニー・デップに似てるって言われちゃった」と発言していることから、「イエス役は、ジョニー・デップでしょ?」という声もあるが!?

 そんな『聖☆おにいさん』だが、原作にはもちろん“宗教ネタ”がふんだんに織り込まれている。そのシュールさが魅力のひとつだが、“宗教の壁を超えている”感もする本作の実写化について、「宗教的に大丈夫?」「宗教界からクレーム来ない?」と懸念する声もちらほら……。

 たしかに、宗教に寛容な日本ならではの作品と言える『聖☆おにいさん』だが、実は宗教的な表現に厳しそうな海外でも人気。11年にフランスで翻訳版が発売されていたり、イギリスの大英博物館には解説付きで展示されているなど、『聖☆おにいさん』は海外でも読まれている。一部セリフなどの表現に変更はあるものの、「面白い」作品として評価されているのだ。

 やや問題視されている“宗教ネタ”については、その裁量が放送局だったり、監督に委ねられることとなるが、その色が薄くなると、神っぽい格好をしたおじさん2人のほんわか日常ドラマになってしまいそう。原作ファンも納得する作品作りを期待したいところだ。

 なお、その放送局についてだが、『アオイホノオ』や『勇者ヨシヒコ』シリーズが人気のテレビ東京金曜深夜のドラマ枠「ドラマ24」を希望する声が多め。監督は、上記2作で知られる福田雄一を推す声が多数上がっている。

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