『君の名は。』が12度目のV! 『ガンダムオリジン』が超小規模公開ながらランキング入りの快挙!!【週末映画興行成績】

1611_eiga1119.jpg『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト

 11月19日~11月20日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週も首位は『君の名は。』(通算12回目)。土日2日間で動員19万1,000人、興収2億5,400万円をあげ、累計興収を前週より約5億円上乗せし189億円を突破し、『もののけ姫』(193億円)、『ハウルの動く城』(196億円)を抜くのは時間の問題にもなってきた。邦画だけでカウントすると、『千と千尋の神隠し』(308億円)に次いで歴代2位となる見通しだ。洋画では上に『ハリー・ポッターと賢者の石』(203億円)、『アナと雪の女王』(254億円)、『タイタニック』(262億円)が待ち構えており、『君の名は。』がこれらにどれだけ迫れるのかも注目だ。

 その後2位に『ミュージアム』、3位に『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』、4位に『デスノート Light up the NEW world』と、ここまでは前週と変わらず。

 そして5位に初登場で『聖の青春』がランクイン。マンガ『3月のライオン』(作:羽海野チカ/白泉社)の人気キャラクター・二海堂晴信のモデルと言われている実在した天才棋士・村山聖(1969~98)のノンフィクション小説を映画化した同作。主演の松山ケンイチは役作りのために20kgも体重を増やして撮影に臨んだ。「『聖の青春』は正直全然興味なかったけど、『3月のライオン』を読んでから観たくなった」「『3月のライオン』にはまってる影響でか、『聖の青春』が見たくて仕方ない!」と『3月のライオン』ファンを順調に取り込めたせいか、全国159スクリーンという中規模公開の割に健闘している。

 6位には『インフェルノ』、7位に『溺れるナイフ』、8位に『映画魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!』と、それぞれが『聖の青春』に押し出される形で、前週よりワンランクダウンでランクインを継続。

 9位には初登場で『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』がランクイン。『聖の青春』の159スクリーンが少ないといったが、こちらはより一層少ない、全国でたった15スクリーンでの公開。これにも関わらずランキングに入る快挙に「映画館どうなってんだよ!www」「毎回、全国のスクリーンで超満員ってことかな? 凄すぎるだろ」と驚きの声が上がっている。

 同作が公開されるのは12月2日までの2週間。12月9日にはBlu-ray/DVDが発売されるのだが、映画館で見るのはやはり格別だそうで、「音響が凄い!これは絶対映画館で見るべき」「もう一回劇場でみてしまいそうだ。もちろんブルーレイも買う」と行く価値は十分にあるようだ。YAHOO! 映画でも3.93点という高評価(11月22日現在)。

 実はこのシリーズは前作の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』でも、全国15スクリーンの公開にも関わらず、オープニング2日間で動員4万224人、興収5,257万9,200円を記録して、初登場で10位にランクインしている。あまりの盛況っぷりに「そろそろ上映規模の拡大を……」「もっと広める方が商業的にもいいんじゃない?」とうれしい指摘も。

 そして10位には、のんが主演声優を務める『この世界の片隅に』が前週に引き続きランクイン。こちらも全国68スクリーンという小規模公開ながらも奮闘中で、初週末より2週目にかけて成績を伸ばしてきているのが素晴らしいところ。片渕須直監督の前作『マイマイ新子と千年の魔法』も1年以上も上映が続く超ロングランとなっただけに、こちらも引き続き注目だ。

 だが今週末からは、『ハリー・ポッター』シリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、『サイボーグ009』をフル3DCGアニメーションで再誕させた『CYBORG009 CALL OF JUSTICE 第1章』、大人気ゲームを元にした劇場版映画『劇場版 艦これ』など話題作が多数公開される。果たしてランキングがどんな変動をするのか、注目だ。

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