新海誠監督、入野自由のことは忘れず『聲の形』も褒めた! そして次回作は3年以内に……!?

2016.11.20

「TREND EXPO TOKYO 2016」公式サイトより

 日本のみならず世界でも注目を浴びるほどの大ヒットを飛ばしている劇場アニメーション『君の名は。』。もちろん新海誠監督の注目度も高まる一方。そんな新海監督が12日、『日経エンタテインメント!』(日経BP社)の『ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー』を受賞したを受け、トークショーに登壇。そこでは、さまざまな裏話が語られていたという。

 このトークショーを観覧したという40代男性がこう語る。

「新海監督はまさかこれほど観てもらえると思っていなかったと切り出し、『小学生は劇場に来ないと思っていた』と、その辺の層を意識せず作っていたと話していました。そのおかげで、ヒロイン・三葉の下着が見えることや、体が入れ替わったときに胸を揉むシーンなど、『思う存分好きなシーンを盛り込みました』と、やりたい方向に振り切ったそうです。海外でもこれらを寛容に受け入れてくれたそうなので、『ああ、胸を揉んで良かったと思います(笑)』と笑わせてくれました」

 さらに、新海監督は過去2作品『星を追う子ども』、『言の葉の庭』で主人公を演じた、声優の入野自由に言及するシーンもあったという。

「作品で出演した縁からか、『ずっとお互いを応援し合ってて』と交流が続いているらしく、入野さんから『いまTV観てます! 監督出てますよ!』といった、やりとりしているそうです。それだけに、『君の名は。』と同時期に公開された入野さんが出演している『聲の形』について、『良かったですよ!』と褒めていたりもしました」(前出の40代男性)

 トーク後半では、観覧している人たちからの質問を受け付けるコーナーもあったそうだが、自身のことを話すこともあったそうで……。

「新海監督は『秒速5センチメートル』を作り終えた後に、イギリスへ“自分探しの気持ちで”留学されたそうなんです。その現地の語学学校で18歳の女の子から“あなたは何も成し遂げてないのね!”と言われたことがあったんです(苦笑)』と、きつい一言ももらったと話していました。

 その後、2011年に公開された『星を追う子ども』については、“渾身の力を込めて作ったら結構な不評をいただいて”と、振り返っていました。でもそんな『星を追う子ども』も、“徐々にお客さんが増えてきて、地元の新聞とかNHKで取り上げられるようになってきて。NHKとか地元の新聞は両親とかには効くんです”と、ご両親に自分の仕事を受け入れてもらえるきっかけになったと、愛着を感じさせるコメントを残していました」(前出の40代男性)

 また、気になる次回作については、「年内に次の企画を進めないと3年以内の作品公開にはならない、あと2カ月でどうするのか決めるという話もされていたので、3年以内には公開されるのかなと、期待できそうな話しぶりでした」(前出の40代男性)とのこと。『君の名は。』がこれだけのヒットとなり、期待値も高くなっているだけにプレッシャーにもなりそうだが、今後はどんな世界を見せてくれるのか楽しみなところだ。

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