岩男潤子さんのまるでメイドさんな「愛情は・い・れ」に萌える！　リコの魅力満載回【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】

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朝日放送『魔法つかいプリキュア！』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア！』（以下『まほプリ』／テレビ朝日系）をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ（ほぼ）全話レビュー】。11月13日放送の第40話「愛情いっぱいのおめでとう！　リコの誕生日！」は、タイトル通りリコ（声：堀江由衣）の誕生日（11月12日）をお祝いするため、ナシマホウ界のみらい（声：高橋李依）の家にリコ一家が勢揃いする、にぎやかな1話となった。

　みらい一家が料理番組を見ていると、そこへ登場した美人な料理研究家のリリアさん。実は彼女がリコの母親（声：岩男潤子）だったことを知り、リコがビックリするところから物語はスタート。作中の料理番組の中で、岩男さんが「仕上げはいつものように『愛情は・い・れ』」と、まるでメイド喫茶のメイドさんのように、語尾にハートマークがつきそうなセリフを口にするシーンは、30代のアニメ好きおっさんからするとうれしい限り！　ありがとうございます！

　料理番組放送直後にリリア、姉のリズ（声：名塚佳織）や父親・リアン（声：小原雅人）も訪れ、みらいの家の庭を使って盛大なパーティー！　あまりに盛大すぎるためご近所さんもやってくるほどで、リコも「祝ってもらうの苦手なの」と言いつつ、気恥ずかしそうにしたり、ジト目になったり、リリアから魔法が上達したことを褒められてうれしそうにしたりと、心がほんわかするようなカットが連発。

　そんな中、リアンがリンクルストーンと、その近くにいる精霊について「何か変わったことは？」と、モフルン（声：齋藤彩夏）に尋ねるのだが、「ないモフ」と一言。そのセリフ、現在公開中の『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』でも、まったく別の意味でモフルンが言うのだが、これが素晴らしいシーンなのだ！　いい年したおっさんが目から汁を流してしまったほどなので、ぜひチェックしてみてほしい（ダイマ）。

　なお、誕生日プレゼントとして、リリアはリコが昔から好きだったという絵本の読み聞かせを始める。どうも、この絵本の内容、今後の伏線になりそうな感じがプンプンなのだが、いまのところどう関係してくるのかさっぱりわからない……。

　一方、メガネイケメンの敵・オルーバ（声：杉山紀彰）が、自分たちが封印から目覚めることができた理由を解明しようとしており、デウスマストの復活に合わせてなんとなく起きていたのではなかったらしいことを口走る。逆に、シャーキンス（声：速水奨）は、でも、そんなバックボーンなんてかんけーねーというスタンスでプリキュアたちを亜空間に引きずりこみドンヨクバールで襲撃し、今週のバトルへ。

　シャーキンスの精神攻撃に対してキュアマジカルがキレ気味に言い返す姿に、タンザナイトの精霊が「ミトメール」と反応。あいかわらず何を認めているのかよくわからないが、魔法力を増大させたプリキュアたちは、あっさりドンヨクバールを退けるのだった。

　今回はスタジオガッツによるグロス請け回。同社のツイッターでは、『まほプリ』の担当話数はこれで終わったとしているのだが、「でもそんなに寂しくないよ。訳あって、彼女たちとの縁はまだ切れていないからさ」と、なんか意味深なコメント！　こちらも、楽しみに続報を待ちたいところ。

　さて、次回はナシマホウ界と魔法界をつなぐ電車・カタツムリニアにイノベーションが起こったそうで、みらいたちが津成木第一中学校に行った後に魔法学校に通い出す、いわゆるWスクールはじめました回となるらしい。2つの世界がどんどん近くなっていっているけど、これも大団円へ向けた伏線……なのだろうか？
（文／ティエリア88）