『君の名は。』が11度目の首位!『ミュージアム』は原作ファンも大絶賛で初登場2位!【週末映画興行成績】

1116_eiga1112.jpg映画『ミュージアム』オフィシャルサイトより。

 11月12日~11月13日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週1位を獲得したのは『君の名は。』。2週前(10月29~30日集計分)には『デスノート Light up the NEW world』に一度首位を奪われたのだが、その後再び2週連続1位で、通算11度目の首位となった。土日の2日間で動員19万人、興収2億5,900万円を記録、累計興収は前週よりおよそ5億円アップの184億9,000円となっている。

 2位は巴亮介の同名マンガを小栗旬主演、大友啓史監督で実写化した『ミュージアム』が初登場でランクイン。オープニング2日間で動員18万人、興収2億4,400万円を記録し、僅差で『君の名は。』の後に続いた。原作は「週刊ヤングマガジン」(講談社)に2013年から14年に連載され、単行本全3巻が発売されている。人気マンガでは珍しいほどの短さなのだが、このことにより当時『ミュージアム』には打ち切り説も流れた。理由としては「最終回が駆け足気味でイマイチよく理解できない」「え? これで終わり? って感じで終わってしまった」ということから。そのため今回の映画化に関しては「打ち切りみたいに終わった漫画を映画化するのね(笑)」という声が上がっている。

 しかし、小栗旬主演、大友監督に加え、カエル男役に妻夫木聡、沢村遥役に尾野真千子、主題歌にONE OK ROCKなど、超気合入りまくりの制作布陣。オープニングの興収からすると最終興収は15億円ほどが見込めそうな、そこそこの記録を残した。YAHOO!映画でのレビューでは3.62点(15日現在、以下同)となかなか好評な様子。「怖かったけど面白かったです」「実写映画化の1つの成功例だと思う」と原作ファンからも賛辞の声が寄せられている。単行本全3巻という短さは、映画化をする際にはちょうどよく収まるようで「原作を忠実に再現しつつ、それを壊さないアレンジが加えられててすごい良かった」と言った声も多い。しかし原作ファンの間でも賛否が分かれるラストは映画では変わっているようす。だがこちらもまた賛否がわかれているようだ。気になる人は劇場でチェックしよう!

 その後ランキングは3位に初登場の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』、4位に『デスノート Light up the NEW world』、5位に『インフェルノ』、6位に『溺れるナイフ』、7位に『映画魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン』、8位に『ボクの妻と結婚してください。』、9位に初登場の『オケ老人!』、10位に初登場の『この世界の片隅に』と続いた。

 注目は、わずか63館での小規模公開ながらもトップ10に食い込んだ、能年玲奈改め、のんが主演声優を務めるアニメ『この世界の片隅に』。YAHOO!映画では4.40点と、快挙ともいえる高評価。『君の名は。』が4.31点、『デスノート Light up the NEW world』が2.81点、『インフェルノ』が3.27点といった並びをみると、いかにこの数字が凄いのかがわかるだろう。叩かれがちな芸能人の声優挑戦に関しても「のんに今年の最優秀主演女優賞を!」「のんの演技はホントに良かった。もう原作読んでもあの声で再生される」「主人公の声の演技がドハマりすぎて、のんさん以外にもう考えられない」と絶賛の声が飛び交う。2011年には北川景子主演でドラマ化もされた人気マンガ(作:こうの史代/双葉社)が原作だが、ファンも納得の出来だったようだ。

 今週末からは『orange -未来-』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜』『劇場版「暗殺教室」365日の時間』といったアニメ映画に加え、松山ケンイチ主演作『聖の青春』も公開される。『聖の青春』の主人公は実在したプロ棋士・村山聖が主人公なのだが、村山は『3月のライオン』(白泉社)の大人気キャラクター・二海堂晴信のモデルにもなったと言われているので、こちらもマンガファンとしては見逃せないだろう。

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