『トリコ』、次号で完結!『ONE PIECE』『H×H』『銀魂』に次ぐ古株が『ハイキュー!!』と、世代交代を感じる「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

161114_jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年50号の表紙&巻頭カラーは、連載4周年を迎えた『食戟のソーマ』。現在、4周年記念のキャラクター人気投票が公式アプリ「ジャンプ+」にて開催されている。

「ジャンプ」の人気投票といえば、「ハガキ方式」が主流で、本誌掲載の作品が「ジャンプ+」で投票を募るのは、ほぼ例がないこと。なお、投票は「一人1回有効」とのことなので、特定のキャラへの大量投票は難しそうだ。近年は、本誌に付く応募券がないと投票できない方式が取り入れられていたが、今後はアプリ上での投票が主流になっていくのだろうか。

 そんな今号の「ジャンプ」は、『ワールドトリガー』が「作者急病により」休載。代原として宮島京平の『天使にエールを』が掲載されている。また、今号にて『ラブラッシュ!』が13話目にして最終回を迎えた。ここ最近は掲載順位が下位気味で、物語も急に完結に向かおうとしていた感がしていた同作。作者の山本亮平は「最後まで心を込めて描きましたのでよろしくお願いします!」と言葉を残している。

 また、今号にて『トリコ』が次号で最終回を迎えることが明らかに。約8年半の歴史に幕を閉じることとなった。作者の島袋光年も目次コメントにて「8年半も描けてとても幸せです。家族、スタッフ、編集、そして読者1人1人にとにかく感謝」と言葉を残している。

 今年の「ジャンプ」といえば、『暗殺教室』『ニセコイ』『BLEACH』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と、“人気作”の最終回が続き、『銀魂』も最終章に突入している状態だ。

 その中で、現在連載中の作品を連載期の長い順で見ていくと、約19年の『ONE PIECE』、不定期連載だが約18年の『HUNTER×HUNTER』、約12年の『銀魂』、そして今回の『トリコ』……と続く。その次は、驚くことに約4年の『ハイキュー!!』『斉木楠雄のΨ難』『食戟のソーマ』が名を連ねており、3年以下の作品は半数以上にものぼる。

 今年だけですっかり様変わりしたようにも感じる「ジャンプ」。世代交代が進んでいるということなのだろうか……。少年誌全体に言えることだが、近年の「ジャンプ」の売り上げ部数は減少傾向にあるだけに、人気作を失った痛手が数字に現れてしまうのかどうかも今後注目したいところだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。)

トリコ 41 (ジャンプコミックス)

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小松がどんどんたくましくなってて

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