『ちびまる子ちゃん』第1077話 インパクト大の「山田、はさまる」の行方は!? ヒロシの優しさに涙する“神回”も!

 だが後日、ヒロシは流星群の日に、友人から大事な話があると呼び出されたためまる子との予定をキャンセルした。これには「まる子の方が先に約束してたのに……」とまる子は泣き出してしまう。

 流星群の日、まる子がさみしく家で過ごしていると、なんと友蔵が夜になる前に帰ってきた。まる子のために急いで用事を済ませて、息も絶え絶えで帰って来たという。さらにお姉ちゃんも友人が風邪をひいたからと、まる子と一緒に流星群を見に行くことに。こうなるとお母さんもおばあちゃんもノってくる。飲みに行っているヒロシは「放っておけ」と、みんなで流星群を見に行くことになった。しかし、突然雨が降り出してしまい、出かけるのは中止になってしまった。ガッカリのまる子はそのままふて寝……。

 すっかり夜がくれた頃、雨もやんだ道を、酔っぱらったヒロシが家に向かって歩いていた。そんなヒロシの顔に電線から雫が落ちてきた。さらに空を見上げると流れ星が。その時、ヒロシは、先ほどまで雨が降っていたため、もしかしたらまる子は流星群を見なかったのでは? と考えを巡らす。

 帰宅したヒロシは、まる子を呼び出し外に連れ出す。不機嫌なまる子だったが、星が一面に広がる夜空をみると表情は一変した。さらにヒロシは、着ていた上着を「俺は酒を飲んでてあったかいから」と、まる子の肩にかけてあげるという心遣いも見せる。流れ星が現れてはしゃぐまる子とヒロシ。すると家族全員が起きてきて、結局みんなで流星群を見ることになった。そして最後に「家族の笑顔がどんな流れ星よりも輝いている冬の夜なのであった」と綺麗なナレーションで締めくくられた。

 この感動的な展開には壁尻・山田と打って変わって「ちびまる子ちゃん見て泣いてしまった」「何年かぶりにちびまる子見たけど、こんないい話するアニメだっけ? てなってる……良いお父さんだー! 久々にお父さんに電話しようかな」「たまにいい話するのずるいな。侮れない、ちびまる子ちゃん」と、絶賛の声が飛び交った。

“流星群”の話の脚本家は加賀未恵。最近、高クオリティと評判の『ちびまる子ちゃん』では、脚本家をチェックしてみるのも面白いかもしれない。

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