『スプラトゥーン』が一大ブームを起こしたが……「Wii U」生産終了へ【ざっくりゲームニュース】

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――毎日発表されたゲーム関連情報の中から、注目のネタをまとめてピックアップ。ざっくりわかるゲームニュース！

「Wii U」公式サイトより。

　任天堂株式会社は今週11日、「Wii U プレミアムセット」および「Wii U スプラトゥーン セット」の日本国内での生産を近日終了すると発表した。任天堂は今年4月に公開した決算説明会の資料で、2017年3月期にはWii Uの生産・出荷数が減少する見込みを発表していた。これらセットの生産終了でWii Uの供給は止まってしまうため、早い段階で本体がプレミアム価格となる可能性は高そうだ。10日に発売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が話題となっている最中での発表であるだけに、衝撃を受けたゲームファンは多いだろう。Wii Uはサードパーティの支持こそ得られなかったが、一大ブームを巻き起こした『スプラトゥーン』をはじめ、ゲーム市場を盛り上げたタイトルも多い。また近年では、ニンテンドー64やニンテンドーDSといったハードで発売されたタイトルをバーチャルコンソールで配信するなど、幅広い世代からの需要にも応えていた。来年は次世代ハード「Nintendo Switch」にバトンタッチしつつ、最後を迎える時までユーザーのゲームライフを支えてほしい。

　次はスマホ向けパズルRPG『パズル&ドラゴンズ』（パズドラ）で不正にアイテムを入手するツールを販売し、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社の業務を妨害した疑いで、神奈川県・横浜市のソフトウェア開発会社「インターナル」の社長・石田渉らが逮捕されたニュース。県警サイバー犯罪対策課の調べによると、不正にアイテムの入手やキャラクターの強化を可能とするソフトウェア「ゴーストルーター」の制作・販売を行い、ガンホーの運営業務を妨害した疑いが持たれている。石田社長らは業務妨害を否認しているものの、使用方法をインターネット掲示板に掲載し、摘発を免れようとした疑惑があり、不正ツールとして意図的に制作・販売していた可能性は大きい。なお石田社長に関しては、2014年に電子書籍のコピー防止解除ソフトの制作・販売によって著作権法違反で逮捕された前科があるため、厳しい追及が行われそうだ。

　この事件と関連しているかは定かではないが、ガンホーは今週9日に『パズドラ』で不正行為をしていたユーザーのアカウント停止・凍結を発表し、禁止行為に対する注意喚起を行っていた。こういったゲーム内での不正行為は、法的処罰の対象となるケースもあるため、安易な気持ちで手を染めないよう注意しよう。

■今回紹介したゲーム情報関連の公式サイト・参考サイトは以下より
・「Wii U」公式サイト
https://www.nintendo.co.jp/wiiu/index.html
・2016年4月28日（木）決算説明会
https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/160428/04.html
・「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」公式サイト
https://www.nintendo.co.jp/clv/
・「Nintendo Switch」公式サイト
https://www.nintendo.co.jp/switch/
・【パズル＆ドラゴンズ】不正行為をおこなったユーザーへの措置適用のご案内
http://pad.gungho.jp/maintenance/pad/pua59k0000005goa.html
・『パズル&ドラゴンズ』公式サイト
http://pad.gungho.jp/