「グワシ!」第12回吉祥寺アニメーション映画祭へ楳図かずお来場! 一般部門グランプリは『あたしだけをみて』

 10月22日、吉祥寺シアターにて第12回吉祥寺アニメーション映画祭が開催された。当映画祭では竹熊健太郎(編集家)、氷川竜介(アニメ・特撮研究家)、津堅信之(アニメーション史研究家)といった専門家から、吉祥寺のある武蔵野市に縁のあるアニメ・マンガ会社までを審査員に迎えているのが特色で、今年も森本晃司監督がゲスト審査員として参加した。

kichifes161.jpg第12回吉祥寺アニメーション映画祭

 また今年は、サプライズゲストとして吉祥寺在住としても有名なマンガ家・楳図かずおがグランプリのプレゼンターとして登壇し、会場を盛り上げた。

kichifes162.jpg楳図かずおと会場みんなで「グワシ!」

 グランプリは一般部門が『あたしだけをみて』(見里朝希)、ギャグアニメ部門が『胃酸のお仕事』(藤井周平)となった。

審査委員長である竹熊は一般部門について「今3DCGが全盛なんですけども、『あたしだけをみて』はフェルトを素材にしたコマ撮りです。完成度が高く非常に見事に動かしてまして、表情が豊かに変わるというところが特徴で作品に入り込めたと思うんですけども、大変に立派でした」と講評。

kichifes163.jpg一般部門グランプリ『あたしだけをみて』(見里朝希)

 なおギャグアニメ部門は部門としての募集はなく、審査の際にギャグだと判断された作品が対象。竹熊は「ギャグアニメ部門は『手乗り上司』(野中晶史)と競ったんです。『手乗り上司』の方がアニメーションの完成度が上だったんですけど、ギャグとしては『胃酸のお仕事』が上でした」とコメント。


ギャグアニメ部門グランプリ『胃酸のお仕事』(藤井周平)

 このほか優秀賞とプロダクションI.G賞に『イタダキノサキ』(斎藤圭一郎)、審査員特別賞に『堀川出水入る』(谷耀介)と『まゆみ』(谷口ちなみ)、スタジオ4℃賞と スタジオディーン賞に『DOT BIT BEAT』(山下諒)、コアミックス賞に『手乗り上司』(野中晶史)が選ばれた。


審査員特別賞『堀川出水入る』(谷耀介)

 以下、各審査員の総評を記す(スタジオ4℃、スタジオディーンは欠席)。

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