癖が強すぎる“大坂五人衆”集結! そして『真田丸』が一瞬で『真田丸どうでしょう』に!? 『真田丸』第42話「味方」レビュー!!

 さて、そんな大坂勢に対する徳川家も細かく、楽しく描かれていたのもポイントが高い。ここにきて家康を天下人へと押したてる阿茶局(斉藤由貴)の存在感は凄かったし、家康の「(大坂城に入った真田は)父か!? 子か!?」という名セリフもあった。また名参謀・本多正信(近藤正臣)に比べて、その息子・正純(伊東孝明)が一枚二枚劣るように描かれているのもうれしい。

 一方、真田本家のほうも見せ場が。高梨内記(中原丈雄)のような腹心の部下がもう一人欲しいと、幸村は堀田作兵衛(藤本隆宏)に大坂入城を依頼する。徳川に従うことを良しとしない作兵衛は幸村の誘いを受け入れ、大坂へ向かおうとするが、そこへ信之(大泉洋)が現れる……。押して通ろうとする作兵衛を、見事な刀さばきで圧倒する信之。「わしに斬らせるな!」と格好良く作兵衛を押しとどめるのだが、ここ数話で見せる手の痺れが発症!

 痺れる右手を押さえる信之の姿に、「演技までしてくれて、大坂行きを許してくれた」と勘違い、感動してその場を去っていく作兵衛。「いや、違う! 待て! 作兵衛ェェ~!」と叫ぶ大泉洋の姿に、『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)シリーズのファンは「ああ、兄ちゃんの見せ場がwwwいいシーンなのに残念感すげえw」「『いや、違う!』が藤村に言質を取られた大泉と完全に一致」「真田丸が一瞬で真田丸どうでしょうにwww」と大喜び。さすがの面白さを見せ付けてくれたのだった。

 さて次回予告では、馬にまたがり、槍を振り回す幸村の姿に加えて、ついにとうとういよいよ「真田丸」が登場! またこの「真田丸」がかなりデカい。これまでお話は抜群に面白いのだが、戦シーンは全体的にしょぼかった『真田丸』。やはり最後の「真田丸」に予算を残していたのだなぁと思わず感動してしまった。「各々、抜かりなく」という父・昌幸(草刈正雄)がよく口にしていたセリフを言い放つ幸村も格好いい。超期待して待ちたい。
(文・馬場ゆうすけ)

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