哀川翔、岡本健一演じる新キャラクター続々登場! 運命の人(?)・茶々との再会もあった『真田丸』第41話「入城」レビュー!!

 実績に乏しい幸村が、老人の扮装→正装で、ガツンとインパクトを周囲に与えてみたり、「父・安房の守がやったことになっているが、考えたのは全て私」と秀頼に対してもハッタリをかましていくスタイルも、父・昌幸(草刈正雄)を思い出させてくれて楽しかったし、「なるほど、こうやってイニシアチブをとっていくのか」と感心もさせてくれる展開であったように思う。

 一方で、想像すると今から少し胃が痛くなってくるのが大野治長(今井朋彦)をはじめとする茶々の周辺と、武闘派の幸村&大坂城の牢人たちとの対立やかみ合わなさ。

 歴史小説や映画など、さまざまな物語で概ね小物として描かれてきた大野治長。『真田丸』で大野治長役を演じる今井朋彦は、三谷幸喜が手掛けた『HR』(フジテレビ系)にレギュラー出演。さらに大河ドラマには『新撰組!』(徳川慶喜役)、『風林火山』(小笠原長時役)、『軍師官兵衛』(平岡頼勝役)へ出演し、情けない小物演技で話題となったが、果たして『真田丸』ではどうか。

 石田三成(山本耕史)、大谷吉継(片岡愛之助)がいたころの大坂城は、なんて有能揃いだったんだろう――とちょっと寂しさも感じてしまうほどだっただけに、ラストの、あまり容姿に変化がない茶々との再会は、胸キュンものであった。周りのキャラクターは、みんな老けメイクを施されているのに、茶々だけほとんど容姿に変化がないのはズルいとも思ったが、主人公の青春時代の象徴だからしょうがないのだろう。ともあれ、茶々や相川・又兵衛と幸村の絡みなどを楽しみに、次回を待ちたい。
(文・馬場ゆうすけ)

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