『君の名は。』が2位に大差でV8達成!! 『GANTZ:O』は芸人の演技に大絶賛の声多数【週末映画興行成績】

2016.10.18

映画『GANTZ:O』公式サイトより。

 10月15日~10月16日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週一位を獲得したのは『君の名は。』。これで初登場よりなんと8週連続で首位キープを達成。土日2日間では動員34万7,000人、興収4億6,800万円を記録し、累計では興収154億円を突破。現在『君の名は。』の記録は、宮崎監督の『崖の上のポニョ』の興収155億円に次いで邦画アニメーション歴代5位となっているのだが、それを超えることは確実。興収193億円の『もののけ姫』、興収196億円の『ハウルの動く城』が視野に入ってきた。

 2位には『桐島、部活やめるってよ』(集英社)などで知られる直木賞作家・朝井リョウの小説を佐藤健主演で実写化した『何者』が初登場でランクイン。土日2日間で動員13万1,000人、興収1億8,200万円をあげた。しかしこれだけの話題作の初週記録が、8週目の『君の名は。』の半分以下の成績というのが、いかに『君の名は。』が異次元の記録を打ち立てているのかがわかるというものだ。

 その後3位には『ジェイソン・ボーン』、4位に『HiGH&LOW THE RED RAIN』、5位に『映画 聲の形』と続いた。『映画 聲の形』は121館の公開と小規模ながら動員が125万人を超え、興収は16億円を突破という異例の快進撃を続けている。『映画 聲の形』制作会社の京都アニメーション史に残りそうなこの記録には「京アニが市民権を得たみたいで嬉しい」「俺たちの京アニがついに超メジャーに」「京アニが本気出せばこんなもんよ」とファンは大喜び。今後は入場者プレゼントの配布という“ドーピング”も決定しているので、ますます記録を伸ばしていきそうだ。

 そしてオタク的注目作『GANTZ:O』は初登場で6位にランクインした。同作は奥浩哉によるマンガ『GANTZ』(集英社)の中でも特に強い人気を誇る「大阪編」をフル3DCGアニメーションで再現したもの。総監督には一世を風靡した『TIGER & BUNNY』の監督・さとうけいいちが、監督には日本初フル3DCG超大作『APPLESEED』でCGディレクターを手がけた川村泰が担当という、アニメファンには超注目の作品だ。

 予告の時点でファンからも「神映画確定」「これは新しいマンガの映像化の第一歩になる」と非常に高い関心が寄せられていたのだが、公開後の評価はというと、「Yahoo! 映画」では4.35点(10月18日現在)と超好評。「原作に忠実で最高」「これまでの映像の物足りなさは、この映画を観ることで完全に払拭される」「日本でこんなに素晴らしいCG作品が見れるなんて」とべた褒めである。

 また、同作では重要なポジションのキャラクターの声をケンドーコバヤシ、レイザーラモンの2人(HGとRG)が演じているのだが、こちらも概ね好評だ。特にレイザーラモン2人の演技は圧巻だったようで「マジでうまいわレイザーラモンの2人。本業にした方が良いくらい」「レイザーラモンRGとHGの室谷ジョージコンビはめっちゃ上手かった。特にレイザーラモンRGはマジで想像してた声そのものでビビる。芸人声優力ランキングあったら1、2位を争えるレベル」と好意見しか聞こえてこない。

 その後のランキングは7位に『ハドソン川の奇跡』、8位に『グッドモーニングショー』、9位に『SCOOP!』、10位に初登場の『永い言い訳』。来週のランキングも注目だ。

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