「アカン意外と面白い」“ライダーらしくない”ゲーム要素強めの『仮面ライダーエグゼイド』が意外にも大反響!?

2016.10.03

テレビ朝日『仮面ライダーエグゼイド』番組公式サイト・ストーリーより。

 2日、テレビ朝日系にて、ついに放送開始となった『仮面ライダーエグゼイド』。平成仮面ライダーシリーズの第18作目となる本作は、ライダー史上初めて、「ゲーム」がモチーフとなっているのだが、その“仮面ライダーらしくない”ゲーム要素強めの内容が、ネットを中心に話題になっている。

『W』では探偵、『フォーゼ』では高校生、『ドライブ』では刑事と、平成仮面ライダーの主人公の設定は様々だが、今回の主人公は医者。ゲームウイルスの「バグスターウイルス」に感染した患者を助けるため、小児科の研修医・永夢(飯島寛騎)は仮面ライダーエグゼイドの適合者である天才ゲーマー「M」を名乗り、エグゼイドに変身。見事バグスターを打ち倒し、バグスターに対抗する対策本部電脳救命センター(CR)の一員に加わることに――。

「ゲーム」がモチーフになっていることから、バトルシーンでは、デジタルゲームで見られるようなビジュアル効果が多数盛り込まれている本作。「アクションゲーマーレベル1」ではウイルスの感染者をバグスターから分離させ、「アクションゲーマーレベル2」では、感染者から分離したバグスターと戦うエグゼイド。放送前から「ダサい」と賛否両論を呼んだ4頭身姿に変身する「レベル1」は、「うーん、ダサイ だがこれでいい」「ライダーよりゆるキャラが気に入ったわw」「カワイイ」「レベル1は、レベル1の出番だけは減らさないでくれ……あれめっちゃ和む」と、すっかりハマってしまった人もいるようだ。

 また、ゲームのプレイ画面を思わせるような「ゲームエリア」が出現したり、ブロックがを壊すとコインが出てきたり、攻撃の際には「HIT!」や「PERFECT!」「GAME CLEAR!」「LEVEL UP!」などの文字が表示されるなど、これまでの『仮面ライダー』シリーズにはなかった演出に、実況スレでは、「スーパーマリオだ!」「やっぱファイターロアに似てるな」などと、大きいお友達を中心に大盛り上がり。

 戦闘中、エグゼイドがゲームカセット型のアイテム・ガシャットに「フッー」っと息を吹きかけたシーンでは、「カセットふーふーするなw」「息吹きかけるのはファミコンかよ」とツッコミが。アニメイトタイムズのインタビューによると、実はこれ、エグゼイドの“中の人”であるスーツアクターの高岩成二氏が「昔のゲームって接触が悪いのかよく止まってる印象あるじゃないですか。そんなときカセットの後ろを吹いていたのを思い出して」と、アドリブで行ったそう。「なんですかそれ?」と言われつつも、「だってこうしないとバグるじゃないですか」と返したところ、そのまま使われたんだとか。

 また、回想シーンで主人公が担当医から渡されたゲーム機が1999年にバンダイより発売された携帯型ゲーム『ワンダースワン』であったことから、「ワンダースワンなっつwww」「生きていたのか!ワンダースワン!」と大盛り上がり。Twitterでは、今作のナレーションを担当する声優の諏訪部順一(@MY_MURMUR)も、「ワンダースワン!めっちゃGUNPEYやったなぁ。懐かしい」と反応し、「ワンダースワン」がトレンド入りを果たして話題に。

 もちろん、従来のライダーシリーズファンからは批判的な意見も上がっているが、「仮面ライダーかはともかく割と面白くなりそうな気がする」「うちの子はこれ見て爆笑してるから、これはこれでいいんじゃないか?」「アカン意外と面白い」「面白かった来週以降にも期待」と、好評のようで、「正直デザイン以外は割と良いじゃないかって思うわw」「所々ゲームネタ仕込んでて面白いなww」と、ゲーム好きの大人たちの心を掴み、好意的な意見もあがっている『仮面ライダーエグゼイド』。次回放送も楽しみに待ちたい。

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