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『君の名は。』大ヒットで新海誠も“ポスト宮崎”!? 細田、庵野……“ポスト宮崎”といわれたクリエーターたち

2016.09.22

 アニメーターとして『風の谷のナウシカ』に参加、巨神兵登場シーンを手掛けたほか、宮崎駿最後の長編『風立ちぬ』(13年)では、なぜか主人公・堀越二郎役で主演。何かと宮崎駿と縁が深く、『エヴァ』を大ヒット作に導いた手腕からも鈴木Pの発言にもうなずけるし、ランキング上位にくるのも納得。納得なのだが、気がかりなのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの行方。果たしていつ、どんな結末をむかえるのだろう……。

 そして『時をかける少女』(06年)のヒット以降、細田守も何かと“ポスト宮崎”と、一般メディアから言われがちなクリエーターだ。『サマーウォーズ』(09年)、『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)と、製作には日本テレビ放送網、読売テレビが名を連ね、東宝配給のもと全国で大規模に上映、さらに主演キャストは声優だけではなく俳優を起用するなどというあたりが、“ポスト宮崎”の呼び声が高くなった一因だろう。

 現在“ポスト宮崎”についてのネット上の意見を見てみると、新海誠、細田守、庵野秀明の名が多く挙がっている。だが、スレッドや議論の行方を追いかけていくと、大抵の場合「個々の監督の質が違う」「宮崎駿の存在は大きすぎる」「軍師・鈴木Pの存在も大きい」と、アニメファンたちの意見は冷静なものがほとんどだったりする。

“ポスト宮崎”と括られてしまうのも、ヒット作を生み出した証。アニメファンたちは意外と冷静に個々の特徴を理解しているようなので、名前が上がったクリエーターたちの、“ポスト宮崎”というキャッチに戸惑わされることがない活躍と、今後さらに次から次へと“ポスト宮崎”と括られてしまうクリエーターが誕生することに期待したい。

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