ジブリ新作『レッドタートル』大爆死!! 『君の名は。』『聲の形』アニメ作がワンツーフィニッシュ!!【週末映画興行成績】

1609_eigakyoukou.jpg『レッドタートル ある島の物語』公式サイトより。

 9月17日~9月18日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週一位を獲得したのは『君の名は。』。これで初登場より4週連続で首位キープを達成。土日2日間で動員80万人、興収10億7,600万円と高い成績をキープし、19日までの累計動員は690万人、興収は91億円を突破した。興収100億達成も寸前と迫っているのだが、日本アニメ作品で100億を突破するのは、ジブリ以外ではなんと初めてとなる。すでにネット上では「まぁここ数年のジブリよりかは格段に面白いからな」「ポスト宮崎は細田じゃなく新海だったか」「確かに音楽、ストーリー性、どれを取っても素晴らしかった」という声が上がっている。

 だが、当の本人である新海誠監督は『とくダネ!』(フジテレビ系)でのインタビューで、興収100億円突破が視野に入っていることについて質問されると「怖いですね。興行収入って必ずしも自分の実力とは比例しないじゃないですか。100億円分の実力が自分につくわけじゃないですよね。ちょっとアンバランスになっていきますよね、評価と実力が。そこの怖さがあります」と実に冷静なコメント。「大人だなぁ」「宮崎監督とかも見てヤバさを知っているんだろ。金に群がって来る連中が狙ってる」「自己分析出来てる人だな」と、このコメントにも絶賛が相次いだ。この大ヒットで次回作のハードルが物凄く上がると、早くも新海監督を心配する声も多数上がっているが、このぶんなら安心できるかも?

 そして今週2位にランクインしたのは初登場のアニメ『映画 聲の形』。全国120スクリーンで公開と割と小規模ながら(『君の名は。』は全国301スクリーン、『四月は君の嘘』は全国294スクリーンで公開)、オープニング2日間で動員20万人、興収2億8,300万円を記録、最終興収は15億以上見込みと好調な滑り出しをきった。

 原作マンガ『聲の形』(作:大今良時/講談社)は数々の漫画賞を受賞しており、話題性はかなりあったのだが、この健闘ぶりには驚く原作ファンも多かったようで、「あれだけの劇場数でよく頑張ってる」「スクリーン数考えるとこれはエグイ」「日本に本格的にアニメの時代が来た」といった感想が溢れた。鑑賞者からも「館内のいろんなところから、すすり泣きが聞こえてきた」「これは是非たくさんの人に見てもらいたい」と絶賛の声が多数。「Yahoo! 映画」では9月21日現在で4.13点という高評価を得ていることからも、口込みで評判が広がり、これから想定以上の記録を作っていくかもしれない。

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ガチ亀の映画なんて誰が見たいんだよ

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