歴史的“連載終了”に無事、花は飾れたのか!? 舞台版『こち亀』は、舞台版の往年のファンも納得する爆笑の仕上がりに!

1609_kotikame.jpg舞台版『こちら葛飾区亀有公園前派出所』公式サイトより

 今月17日発売の「週刊少年ジャンプ」で、40年という長きにわたった連載を終了する『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、『こち亀』/共に集英社)。

 その舞台版『こち亀』が今月9日から開演された。10年ぶり5度目の舞台化は、アニメ版でも両津勘吉を演じたラサール石井が脚本・演出・主演を務める一方、ジャンプファンを公言している乃木坂46・生駒里奈が、舞台オリジナルキャラ、謎の少女・サキ役で出演するなど、たびたび話題にもなった。

 そんな舞台版だが、往年のファンを楽しませるような演出も盛り込まれているのだという。8日のメディア向けのゲネプロを観劇したという演劇関係者がこう話す。

「実は、呼びこみのチラシなどにも記載されてなかったのですが、『こち亀』ではお馴染みの、4年に一度、夏季オリンピックの年にしか登場しない警官・日暮熟睡男巡査、さらに本田速人(声・家中宏)も、とある場面で声のみですが、出演したんですよ」

 さらに、「ジャンプ」つながりからか『ONE PIECE』のルフィを彷彿とさせるようなシーンもあるそうで……。

「声優の田中真弓の声で『俺が来たからには大丈夫だ! お前たちは俺の仲間だ! 両津勘吉頑張れよ!』というセリフとともに、“伸びた手”が見えるという演出もあったんです」(前出の演劇関係者)

 しかし、ネタはこれだけに尽きず、発表されているキャストにも“秘密”があったという。

「イケメン特殊捜査部隊『SOT』という5人組がいるのですが、この人たちも実は1人1人、『こち亀』に出演しているキャラクターたちに関係あるという設定もありました。ラサールも『こち亀』に思い入れがあるのか、メインどころ以外のキャラクターたちも登場させていて、『こち亀』リスペクトを感じました」(前出の演劇関係者)

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