『キンプリ』続編決定の裏側で“迷惑ファン”が話題 今一度見直したい応援上映のマナー

1609_kinpri.jpg『KING OF PRISM by PrettyRhythm』公式サイトより。

 11日、劇場版『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の上映イベントで、ファン待望の続編『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(2017年6月 新宿バルト9ほかで全国劇場公開)が発表された。公開当初は興行成績が振るわず、“お通夜状態”だった『キンプリ』のうれしい知らせに“プリズムエリート”と呼ばれるファンからは喜びの声が上がっているが、その一方で作品の品位を落としかねない騒動が発生していた。

 その騒動は、今回の続編が発表されたイベント「KING OF PRISM Over The Rainbow SPECIAL THANKS PARTY!」中に起こった。イベントの模様は全国82館と韓国3館でライブビューイングされたが、東京・品川の映画館「T・ジョイPRINCE品川」で開催された「夜の部」の回で、迷惑行為を働いた観客が劇場スタッフによって途中退席させられていたのだ。

 この上映会は“声援OK”の応援上映として実施されたのだが、同劇場に居合わせたファンのTwitterや周辺への取材によると、その観客には、上映中のスクリーンに向かって大声でヤジを飛ばすなど、過度の迷惑行為があったという。

 実際、『キンプリ』では前々から“応援上映のヤジ問題”がたびたび取り沙汰されていた。『キンプリ』応援上映の正式名称には「愛をいっぱい届けよう!」という言葉があるのだが、『キンプリ』の人気が上がるにつれ、キャラクターに対し“ヤジを届ける”ファンや、ファンを不快にさせる言葉を吐くファンが目立つようになっていたのだ。

 一連の騒動について、編集部はT・ジョイPRINCE品川と配給のエイベックス・ピクチャーズに取材してみたが、双方とも「コメントは差し控えたい」とのこと。だが、決して対応をおろそかにしているわけではないようだ。

 劇場側は12日になって、公式サイト上で「KING OF PRISM Over The Rainbow SPECIAL THANKS PARTY!ライブビューイング【夜の部】をご鑑賞いただいたお客様へ」と題し、当該の鑑賞客に対し、「お伝えしたいことがございますので、大変恐れ入りますが下記電話番号までお電話いただきますよう、お願い申し上げます」と伝え、窓口で一人1枚映画鑑賞券と交換するなど個別に対応。また、『キンプリ』自体も上映前に映像で暴言などの自粛を求める旨のメッセージを流すなど、“応援上映”を楽しみにしているファンに、節度ある対応を求めている。

 作品そのものの魅力だけでなく、応援上映の面白さが口コミで広がり、ヒットへとつながった『キンプリ』。そもそも応援上映は、スピンオフ元である『プリティーリズム』の劇場版シリーズ、そして後継の『プリパラ』まで続いている“伝統芸”。こうした配給側、劇場側の誠意ある対応に報いる意味でも、『キンプリ』続編が公開された折には、応援上映のマナーについてファン一人ひとりが見直したいところだ。

KING OF PRISM Music Ready Sparking!

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ゼウス♂がテンション高くて草

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