聖地巡礼のマナー違反はリア充が原因!?『君の名は。』がV3達成で“ゴリ押し”山崎&広瀬を退ける!!【週末映画興行成績】

1609_eiga.jpg映画『君の名は。』公式サイトより。

 9月10日~9月11日分の週末映画興行成績(興行通信社)が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

 今週1位を獲得したのは『君の名は。』。これで初登場より3週連続で首位をキープした。3週目にして初週を上回る土日2日間で動員85万2,000人、興収11億3,500万円を記録し、累計は動員481万人、興収62億円を突破。最終興収は100億円を超える可能性もあるそうで、「マジかよ。ステマの域を超えてるやん」「これは認めるしかないな」「オタクには物足りないだろうけど一般人やライトオタにはちょうど良いのかも」と辛口のアニオタたちも評価を改めつつあるようだ。

 この大ヒットにより、作品の舞台となった場所を訪れる聖地巡礼ファンが急増しているようだが、同時に問題も発生しているらしい。『君の名は。』の公式サイトでは「本編中に登場する、または関連のある場所へ、多くのファンの皆様にお越しいただいておりますが、近隣の方々より騒音や早朝深夜の訪問に関する苦情を多数いただきました」とコメントを発表した。

 これにアニオタたちは、「リア充のマナーの悪さが問題」「聖地巡礼に来たリア充のマナーがいいということを聞いたことがない」「アニオタよりもニワカと一般の方がマナーが悪い! ニワカと一般は常識がないから、余計に悪い!」と、マナーが悪いのは一般層だと指摘。『君の名は。』はかなりの一般層が鑑賞しているため「ガルパンおじさんたちみたいな鍛えられたエリートとは違うんだろうな」との意見が噴出していた。実際、どちらが迷惑をかけてしまっているのかは不明だが、いずれにせよ、マナーはしっかり守ってほしいものだ。

 ランキングに話を戻すと、2位は初登場のハリウッド大作『スーサイド・スクワッド』。オープニング2日間で動員24万7,000人、興収3億9,000万円を記録した。同作は全米では3週連続一位を獲得する大ヒットを記録していたのだが、アニメ大国日本では公開3週目の『君の名は。』に大差で敗北。

 3位にはマンガの実写映画『四月は君の嘘』が初登場でランクイン。オープニング2日間で動員20万人、興収2億4,500万円を記録し、最終興収15億円が期待できるまずまずの滑り出しだった。同作は広瀬すず・山崎賢人の超売れっ子2人のダブル主演という注目作品。公開前には「ゴリ押しコンビ2人揃って爆死してくれ」「こいつらもう見たくないから大コケカモン!」と密かに期待の声が上がっていたが、残念ながらそこそこヒットとなっている。

 その後は4位に初登場の『超高速!参勤交代 リターンズ』、5位には新作映画に押し出されたものの『シン・ゴジラ』が公開7週目にして粘り強くランクイン、6位に『ペット』、7位に初登場の『キング・オブ・エジプト』、8位に『後妻業の女』、9位に『青空エール』、10位に『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』がランクインした。

 そして今週末からは遂にアニメ『聲の形』が公開される。数々のマンガ賞を受賞し、「泣ける」作品として一般層からのウケが非常に良さそうなこの作品。制作も京都アニメーションとあって、多数のアニメファンが映画館へ押しかけるのもほぼ確実。『君の名は。』の記録的ヒットによりアニメ映画の勢いが増しているので、『聲の形』も凄まじい記録を打ち立てそうだと期待の声が上がっている。

 週末の注目作品はもう一つ。スタジオジブリが海外と共同で作ったアニメ『レッドタートル ある島の物語』だ。同作は第69回カンヌ国際映画祭・ある視点部門で特別賞も受賞しているのだが、日本ではビックリするほど注目されていない。一応ジブリ作品であるにも関わらず、このメディアのスルーっぷりには「映画業界の方々に絶賛されるも爆死。っていう未来を辿りそうで怖い」「全く話題になってないし滑りそうな予感する」「『思い出のマーニー』ですら、もっと話題性があったような気がするけど」と、こちらは『聲の形』と真逆の声が上がっている。

 果たして来週の映画ランキングはどのように変化するのか。注目だ。

困ったココロ (Sanctuary books)

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リア充に罪を擦り付けるスタイル

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