井上喜久子(17歳)と緒方恵美が魔法少女に! そして再勃発する「『セーラームーン』は魔法少女なのか否か」問題とは!?

1609_ogata.jpgTVアニメ『魔法少女育成計画』公式サイトより。

 可愛らしいタイトルには裏腹に、何者かの手によって、お互いを殺しあわなければならなくなった16人の魔法少女たちの、ハードなサバイバルアクションを描いたライトノベル(作:遠藤浅蜊/宝島社)を原作とし、10月からTVアニメが放送開始となる『魔法少女育成計画』(AT-X、TOKYO MXほか)。

 8日、すでに発表されていたスノーホワイト:東山奈央、リップル:沼倉愛美などに続き、カラミティ・メアリ:井上喜久子、マジカロイド44:新井里美、クラムベリー:緒方恵美、ハードゴア・アリス:日高里菜という4人のキャストを追加発表。

 喜久子姉さんは「カラミティ・メアリは、とってもカッコイイ魔法少女です! って言いたいんですが大丈夫でしょうか? 少女って言って。私が演じさせていただくのに……。あ! 17歳でした、おいおい。とにかく、魅力的なキャラクターたちが繰り広げるドキドキがいーっぱいの世界を楽しんでいただけたらうれしいです!」と、鉄板の“17歳教”ネタを織り込んだコメントを発表。大いに受けているのだが、緒方恵美の「声優生活、最初で最後の魔法少女役だと思うので、最後まで悔いのないよう務めさせていただきたいと思います!(笑い)」というコメントがまた別の意味で、ネット上で話題となっている。

『エヴァンゲリオン』シリーズの碇シンジをはじめ少年役のイメージが強いが、美少女キャラクターだって、数多く演じてきている。キャリア豊富な緒方の演技力について心配する声は皆無なのだが、「『セーラームーン』は魔法少女なのか否か」という点について、一部で話題となっているようだ。

 というのも、緒方は、TVアニメ『美少女戦士セーラームーンS』(1994年)で登場した天王はるか/セーラーウラヌスを演じている。天王はるかは短髪でクール、スポーツ全般が得意で、女の子が好き。海王みちる(セーラーネプチューン)と常に行動を共にする男装の麗人というキャラで、クール系緒方ボイスとあいまって非常に格好いいキャラではあったが、れっきとした美少女で、もちろん変身だってする。それだけに、「セーラームーンは魔法少女じゃないの?」「変身は魔法に含めるべきか」「美少女戦士って名乗っているんだから、美少女戦士でいいんだよ」と、魔法少女アニメ好きファンのごく一部で論争となっているのだ。

 実はこういった論争は、TV番組や一般メディアなどで、乱暴なまとめ方をした「魔法少女アニメ」特集を組まれた際や、「好きな魔法少女アニメは?」といったアンケート結果を発表するたびに、ネット上では行われてきているのだが、はっきりとした結論はいつも出ないことが多いようだ。それだけ横山光輝のマンガ『魔法使いサリー』から端を発する“魔法少女”ものは多様性に富んでいるし、『セーラームーン』は『セーラームーン』で立ち位置を確立している、という証左といえるかもしれない。若手からベテランまで、多様なキャストが揃った『魔法少女育成計画』も、その歴史に名を刻むような作品となることに期待したい。

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