「ちゃんと調べとけ」「落とされた人がうかばれねー」声優発掘オーディションでグランプリ受賞者がまた規約違反で失格!?

1609_81audition.jpg『81プロデュースオーディション』公式サイトより。

 声優プロダクション「81プロデュース」が主催する、“次世代声優発掘オーディション”「第10回81オーディション」で15歳の少女が4つの賞を受賞し、グランプリに輝いた。しかし少女が規約違反で失格という驚きの結果となり、世間からは運営に対する疑問の声が上がっている。

 同オーディションは2007年から始まった全国一般公開の声優オーディション。今回は10回の記念大会ということもあり、年齢制限を撤廃。そのため応募者は9歳から55歳という幅広い年齢にわたり、過去最高となる2,828名が参加する事態に。そんな熾烈を極めたオーディションは、自己PR、課題のセリフ、ナレーション、歌唱の発表、2人ずつの掛け合いセリフ、質疑応答によって審査が行われた。

 8月1日に行われた本選オーディションでは「優秀賞(グランプリ)」が1名、「特別賞」が3名、そして急遽もうけられた「第10回記念特別賞」1名が決定したのだが、中でも異彩を放っていたのは東京都出身の15歳の少女・鈴木桃子。明るくアイドル性のあるキャラクターと抜群の実力を見せ、協力会社による賞である「イープラス賞」「サミー賞」「文化放送賞」「小学館賞」の4つの賞を受賞。もちろんグランプリの発表時にも名前が呼ばれ、納得の受賞を観客が称えたという。

 声優ユニット「Wake Up, Girls!」が大好きだという理由で同グループが所属する81プロデュースのオーディションを受けたという鈴木。またアニメ『けいおん』(TBS系)からアニソン好きになったという。しかし憧れの声優への大きな一歩を踏み出したかに思われた彼女は、規約違反でグランプリ剥奪。同オーディションの公式サイトでは「優秀賞(グランプリ)1名を選出致しましたが、後日、該当者より規約違反の申告があり、確認・検討の結果、優秀賞該当者無しと致しました」と説明されている。

 この結果には「優秀賞なしになっちゃった…結構ショック」「グランプリの子取り消しかー。推したかったんだが」「華々しいスタートのはずが台無しだな」「うわぁ…もったいね~」と残念がる声が上がった。また、規約違反の内容が明らかにされていないため「何がダメだったんだ? 親の承諾がなかったとか?」「事務所に所属してた、これだな」「ミュージカルで実力を培ったらしいから、どっか所属してたんだろ」「ジュニアアイドルだった、とかだとちょっと萌えるwww」と、声優ファンの間では様々な憶測がなされている。

 これまでのグランプリでは江口拓也をはじめ、『スイートプリキュア♪』(テレビ朝日系)の調辺アコ(キュアミューズ)役や、『一週間フレンズ。』(TOKYO MXほか)の山岸沙希役で知られる大久保瑠美など、声優界で活躍する人物が多い。しかし同オーディションの第5回グランプリに輝いた駒形友梨も、今でこそアニメ『まんがーる!』(TOKYO MX)の鳥井あき役などで声優として活躍しているものの、規約違反によってグランプリ取り消しとなった過去が。彼女のケースでも、取り消し理由は明示されていないが「同時期にアニソングランプリに参加してたからでは?」という声が多いようだ。しかし、二度にも及ぶ規約取り消しに世間からは「事前にちゃんと調査しとけよ」「運営やばいな、二度も失態を犯すとは」「落とされた人がうかばれねーよ」と厳しい声が上がっている。

 声優オーディションは今回の81プロデュースのものや、芸能事務所ホリプロによる「タレントスカウトキャラバン」、声優事務所によるオーディションなど、最近増加傾向にあるようだ。未来のスター発掘のため、オーディションが活況を呈すこと自体はファンにとっても喜ばしいことだろう。それだけにこんな悲しい出来事が起きないよう事前周知や審査に、より一層注意を払ってほしいものだ。

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