最後に使っている制作ソフトについての質問も。「パソコンは僕にとっては魔法の箱で、クレヨンや鉛筆を使ってるのと変わらないんですけど、新しい機械が好きで80年代にApple IIcで始めてからマックを使ってますから、何も分からないけどとにかく好きなんです」と古川。「パソコンを使うにしても、紙に動画描いて色塗ってってのが踏襲されないとしょうがないから、After Effectsとか学生に習っても分からなかったりするので、RETASを覚えて短いものを遊びで作ったりしてます。やっと普通に色々できるようになりました」とのこと。
一方で、世界最高齢アニメーション制作集団「G9+1」のメンバーとしての活動も続いている。「すぐ終わるかと思ったら10年くらい続いていて、2年に1本くらいオムニバスで作っています。よく続いてるなと思うんですよね。言い出しっぺは杉並アニメーションミュージアムの館長でもある鈴木伸一さん。あの“ラーメンの小池さん”ですね」。メンバーの合計年齢は、730歳を超えたという。
(取材・文/真狩祐志)
■広島国際アニメーションフェスティバル
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