自身が粘土を使って制作している作品として、伊藤はテレビ神奈川で放送中の『ドロンコロン』も紹介。それを見て「立体のコマ撮りアニメーションの中でも粘土が一番パワーを出せるんですよ。こんなにパワーが伝わる素材はありません」と眞賀里。
眞賀里「やっぱりキャラクターと対話しないとアニメーションは楽しくないですよ。うまくいくかどうかはその人の技によりますけど、楽しめるかどうかはキャラクターとの対話ですね」
伊藤「粘土というのは自分に率直な素材なんで、コンピューターは全然嫌いじゃないんですけど、自分がやるとしたらってことでスパっと粘土に切り替えたんです。粘土を主役にしながらも、今でしかできない広いランドスケープとかカメラワークとかでは存分にデジタルを使いますね」
今回、眞賀里はコンペティションで上映する作品を選ぶ国際選考委員に名を連ねていた。最後に「みなさん本当に広島に出したい、インコンペ(ノミネート)されたいと思ったら最初の1分を頑張ってください」との秘訣で締めた。
(取材・文/真狩祐志)
■広島国際アニメーションフェスティバル
http://hiroanim.org/
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