庵野の次は虚淵玄!『ゴジラ』アニメ映画化決定も「シンゴジの後じゃ、よっぽどいいもの作らないと叩かれる」!?

2016.08.19

アニメ映画『GODZILLA』公式サイトより。

 19日、庵野秀明が総監督・脚本を務めた『シン・ゴジラ』が大ヒット中の『ゴジラ』シリーズが、今度は『GODZILLA』のタイトルでアニメーション映画化され、2017年に公開されることが発表された。しかもストーリー原案・脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどで知られる虚淵玄が務めることもあわせて発表されたため、ネット上はお祭り騒ぎとなっている。

 虚淵は18日にTwitter(@Butch_Gen)で「実は16ヶ月に渡ってこっそり仕込んでた新作が、いよいよ明日に告知解禁」とつぶやいており、「ついにガンダムか!?」「まどマギ続編製作決定だな」「なんだプリキュアでもやるのか?」「鬼哭街アニメ化だな、間違いない」などと、ファンたちはさまざまな憶測・推測を重ねていたのだが、さすがに『ゴジラ』は予想外だったようで、驚愕と歓迎する声が上がった。

 だが、「シンゴジの後じゃ、よっぽどいいもの作らないと叩かれるだろうな」「シンゴジの庵野と比較されて虚淵がボロボロになるのが目に見える」と、ハードルが上がりきったタイミングでの発表となった虚淵ゴジラを心配する声も多い。虚淵が所属するニトロプラスの代表取締役兼プロデューサー・小坂崇氣のTwitter(「でじたろう@ニトロプラス」@digitarou)によると、話がきたのは2年前で、すでに脚本は脱稿しているとのことなので、『シン・ゴジラ』がここまで好評になると、東宝側は考えていなかったのかもしれない……。

 また、大ヒット映画『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の静野孔文と、『亜人』シリーズの瀬下寛之というダブル監督体制が敷かれ、アニメーション制作はポリゴン・ピクチュアズが担当するとあって、「フルCGアニメかな?」「ゴジラは特撮だからいいわけでアニメにしたら価値がないだろ」「監督たちもアニメ畑で特撮の知識がほとんどどないみたいだし映像面で特撮オタを納得させるのは厳しい気がする」と悲観する声も。

 たしかに大の特撮好きの庵野秀明が、特撮映画への愛をふんだんに込めた『シン・ゴジラ』がファンに受け入れられているという現状を考えれば、「特撮の名シリーズをアニメで描かなくとも」と特撮ファンが考えるのも無理はないだろう。

 とはいえ、『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』『沙耶の唄』といった名作美少女ゲームから、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』、『仮面ライダー鎧武/ガイム』まで手がけてきただけに、「ゴジラ観をぶっ壊してもらいたいいいい意味で」「これは予想外だ!期待しています」「このメンツなら映像クオリティーは間違いないだろ」と、虚淵やスタッフの手腕に期待する声も多い。

 公式サイトで虚淵は「ゴジラというタイトルに関わらせていただけるのは、日本に生まれたクリエーターとして最高の名誉であると思っています。ここまで支えてくださった大勢の方々に感謝を捧げるとともに、そのご期待に添えるよう全力を尽くす所存です」と、気合を感じられるコメントを残しているだけに、今後の続報も注視していきたい。

 なお、ネット上では「パラレルワールドから集められた六体のゴジラとシンクロできる少年少女が日本を巡ってバトルロワイヤルするんやろ?」「やっぱゴジラは元人間なんだろうけど、ちょっとシンゴジと被るんだよな…」「魔法少女の成れの果てが実は怪獣だったり、
何回もループして最終的にゴジラが神になる展開しか思いつかない。」「・開始10分で主役がゴジラに食べられる ・ゴジラの正体は実は人間まで予想した」と、虚淵の過去作品を踏まえた勝手な予想展開が激しく行われているので、外野の予想を上回る展開を見せてくれることに激しく期待したい。

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