神谷浩史、塩沢兼人さんスピリット受け継いでいく! ぶりぶりざえもんへの気持ち強すぎ葛藤も

608_kamiya.jpgアニメ『クレヨンしんちゃん』公式サイトより。この7月29日放送回より神谷が出演

 コミカルなキャラクターから二枚目、ナレーターまで、ツヤを感じさせる声と演技でファンを魅了した声優・塩沢兼人さんの声が聴けなくなってから16年――。その塩沢さんの後を継ぎ、『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)のぶりぶりざえもんの声を当てることになった神谷浩史、野原しんのすけ役の矢島晶子がイベントで、塩沢さんへの想いを語るシーンがあったという。

 塩沢さんといえば、80年代から90年代にかけ声優として数々の映画の吹き替えや、『機動戦士ガンダム』のマ・クベ、『銀河英雄伝説』のパウル・フォン・オーベルシュタイン役などで活躍、存在感のある演技でファンを魅了した。2000年に急死してからは山崎たくみ、福山潤ら数多くの声優が役を引き継いだ。しかし、ぶりぶりざえもんに関しては、画面に登場はするものの、この16年の間しゃべるということはなく、今年5月に神谷が起用され、ようやく声を発するシーンが見られるようになった。

 今月3日に開催された『クレヨンしんちゃん』ショーでそれらのことが語られていたという。観覧したという40代主婦がその様子を語る。

「この日は、塩沢さんの名前こそ出なかったのですが、ぶりぶりざえもんがしゃべらなくなったというのはキャスト・スタッフともに寂しがっていたと、伝わってくるようでした。矢島さんは『いっとき長い冬眠していた時はとても寂しかったです』と話されていて、神谷さんで復活するということへは『私自身すごくうれしくて』と、喜んだそうですよ」

 そんな矢島は、神谷が初めてぶりぶりざえもんの声を出すことになった当日のことも語りだしたという。

「『あんな格好いい声してる人にできるの? と、思ったんです。けれど、聴いてみたら元祖をやられていた方と全然変わらないぶりぶりざえもんがそこにいて、すごく感動したんです。“まさか、戻っていらっしゃった?”と思った』と、“しんちゃん”も認めるほどだったそうです。スタジオ内も『すごいね』『そっくりだね』と絶賛だったそうで、『でも、これからは神谷節のぶりぶりざえもんが出てくるんだぜ』と、好反応だったようです」(前出の40代主婦)

 これに対して神谷は……。

「神谷さんはその反応を聞いて『いろんな感情がこみ上げて泣きそうです』と、笑みを浮かべて感激してました。神谷さんはやっぱり塩沢さんを意識することがあったらしくて『弊社の先輩が初代のぶりぶりざえもんをやってらしたので、大好きだったんです。真似してもしょうがないし、でもそのスピリットがどこか自分の中に宿ってやれたらなと、スタジオに行って』と、思い悩んだこともあったんだろうなというコメントも寄せていました。1回ちゃんとやれたことで、神谷さんも手応えを感じたようで、『それまでは、みんなが思い描いているあのぶりぶりざえもんをどうしてもやりたいという気持ちが強すぎました。そういうところが少しずつ抜けていって、でもそういう気持ちは忘れないようにしながら、今後もやっていければ』と、塩沢さんのことも意識しながら自分のぶりぶりざえもんも作っていくことを誓ってました」(前出の40代主婦)

 神谷が引き継いだぶりぶりざえもんが今後どんな成長を見せるのか。楽しみながら見届けたいところだ。

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