「TIF2016」にアイドル業界タブーに触れる超個性派が登場!? そしてももクロあーりんステージに“異変”発生!!?

2016.08.12

「TOKYO IDOL FESTIVAL2016」公式サイトより。

 2010年よりスタートした真夏にアイドルたちが集結するイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL2016」(TIF2016)が今年もお台場周辺で開催された。初の3日間開催となった今年は301組1,492人のアイドルが登場し、計75,978人と過去最高の動員となった。

 そんなTIF2016の現場の様子や盛り上がりはどうだったのだろうか? 一部ではあるがステージを観覧したファンたちにその様子を尋ねてみた。まずは、ももいろクローバーZとしては6年ぶり、ソロでは初登場ということで、事前に話題となっていた5日の“あーりん”こと佐々木彩夏のステージから。

「朝の9時40分台からで、今年から船の科学館前に新設されたSHIP STAGEで行われたのですが、30分前に会場前まで行ってみると『あれっ?』と思うくらいガラガラでしたよ。整理券で2000人と聞いていたんですが、1000人もいない感じでした。パフォーマンスが始まってから急いで駆けつけてくる“モノノフ”たちもいて最終的には8、9割ぐらい会場が埋まってましたけど、どうやら整理券の配布がうまく機能してなかった“異変”があったようです。このことも影響したのか、一時“あーりん”がツイッターのトレンドに入ってました」(20代のアイドルファン)

 この整理券制度、すべてのステージであったわけではなく、佐々木のほかには欅坂46、AKB48チーム8、SKE48、NGT48といった知名度の高いグループや企画ステージで採用されていたようだ。観客が多く集まるか集まらないかは知名度や人気などで決まってきているようだが、中には観る基準をこんなことで決める人も。

「5日にフジテレビの前を歩いていると、どこかで聴いたことのある曲が聴こえてきたので、向かってみると、河野万里奈さんという歌手のステージでした。あとで調べてみると、全日本アニソングランプリ第4回優勝者で元『河野マリナ』さんで、よく聴いてみると楽曲はテレビアニメ『Aチャンネル』オープニングテーマ『Morning Arch』だったので、懐かしかったです。事務所がソニー・ミュージックアーティスツから今年からんぱ組.incとかのいるDEARSTAGE Inc.へ移籍されたみたいなんで、知名度はまだまだというのが現れているステージでしたけど、心機一転でこれから頑張ってほしいなと思いましたね」(近くを通りかかったアニソン好き30代のサラリーマン)

 アニソンというと、声優活動もしているi☆Risも6日にTIF2016に参戦していたそうで……。

「単独ではメジャーなアイドルばかりがそろうZepp DiverCity内のHOT STAGEに登場してて、i☆Risのパフォーマンス中は場内満員でした。結成4周年の11月には日本武道館でライブもするので、いまからしっかり準備しているのか、MCやパフォーマンスがレベルアップし、ファンも応援に熱が入ってるなと感じました。逆に『おそ松さん』の楽曲でブレークしているA応Pは5日の初登場のステージでは『MISSION→』という曲を3回連続でやってました。その後のステージではいろんな楽曲をやってましたけど、初登場の部分は運営側の方が肩に力が入って、ちょっと奇をてらいすぎたかなという初々しさが出ている感じが出てましたね」(20代のアニメ好きアイドルファン)

 いろんなアイドルが輝いたTIF2016だが、中でも超個性的なアイドルも登場したのだとか。

「5日に神宿を観ようと4組のアイドルが集まる『TIFメインステージ 争奪LIVE ファイナル』ステージを観ていたのですが、そこに『生ハムと焼うどん』という2人組が出てきたんです。大抵のアイドルが歌のパフォーマンスから始めるのですが、この2人が始めたのがなんとコント。しかも、ほか3組の特徴を捉えてディスるというかイジるというかで、果ては自分たちを整形してくれと、アイドルのタブーに簡単に触れていくネタで、腹がよじれるぐらい笑わせてもらいました。
 気になったので7日の単独ステージを観に行きましたけど、今度はうち1人が突然死するというコントでした。もう1人が蘇らせるために苦労する流れになるのかと思いきや、観客の力を借りるという名目で、観客自身に腕と口を使っておならの音を出せやら、リーブ21の曲を歌えと言いながらスカルプDのCMの曲を歌わせたり、サビの部分ぐらいしか歌えるはずのないいきものがかりの『ありがとう』を観客に歌わせたりと、もう、いい意味で無茶苦茶でした(笑)。ちゃんと曲も披露しましたけど、持ち時間はちょっと超過。まあ、やりたい放題でしたけどですけど、そこがいいのか、7日のステージは場内が8、9割ぐらい埋まってました」(30代のお笑い好きアイドルファン)

 3日間とも男性客に混じって女性客もちらほら見かけられたといい、アイドル好きがさらに訪れた感じのあるTIF2016。公式サイトでは総合プロデューサーの濵田俊也氏名義で「この勢いで、TOKYO IDOL PROJECTはTIF2017の準備を進めていく次第です」と、次回開催への展望も明るそうなだけに、今度はどんなアイドルがやってくるのか。来年を楽しみに待ちたいところだ。

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