8月10日は“野獣の日” 『淫夢』野獣先輩を知らない層のおかげもあって、「#野獣の日」がトレンド入りをはたす（ンアッー！）

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Twitterには「#野獣の日」のハッシュタグ付きでさまざまな画像が……。

　昨日8月10日は、日本初の道路整備計画が実施されたことに由来する「道の日」、“や(8)ど(10)”の語呂合わせの「宿の日」、スヌーピーの誕生日である「スヌーピーの日」といった記念日でもあったのだが、ネット上では“野獣の日”として、アツ～い一日を迎えたようだ。

　ネット民のみなさんなら、「野獣」と聞けば、すぐさま“野獣先輩”や“淫夢”といったワードを連想させるはずだろう。野獣の日は、“野(8)獣(10)先輩”の語呂合わせの日だ。言わずもがな、日本記念日協会の認定は得ていない。

　改めて、野獣先輩について説明をすると、今もなお語り継がれる伝説的ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』の第四章「昏睡レイプ！野獣と化した先輩」に登場する人物。作中では、「こ↑こ↓」と、部活の後輩を家に招き、「まずうちさぁ……屋上あんだけど……焼いてかない？」と屋上での日光浴を提案。日光浴中は後輩にオイルを塗ってあげたり、アイスティー（※睡眠薬入り）を持ってきたりと、優しい一面も。「ま、多少はね？」「これもうわかんねぇな」「はっきりわかんだね」「ンアッー！」「ファッ!?」など、数々の名言を生み出した人物としても知られており、ネット民から異様な支持を集めている。

　8月10日は、そんな野獣先輩のアニバーサリーということで、Twitter上には「#野獣の日」というハッシュタグを付け、野獣先輩を祝う（？）ツイートをするユーザーが続出。当日は、ほぼ終日Twitterのトレンドに「#野獣の日」が入ることとなった。

　このトレンド入りは、改めて野獣先輩の人気を証明することとなったのだが、ある悲劇が生まれてしまうことに。“野獣先輩”もとい“淫夢ネタ”を知らない、流行に敏感な若者（おそらくティーン世代もいる）がトレンド入りした「#野獣の日」に反応してしまうという事態が起きてしまっているのだ。

　元ネタがゲイビデオだとはつゆ知らず、「がおー」と野獣っぽいポーズをし、アプリで耳を付けるなど、野獣っぽく加工した自撮り写真を上げるユーザー、韓国の野獣系アイドルについてツイートするユーザー、さらには「今日は野獣の日なんだって ぅちの彼氏のことかな」「野獣になって【注：彼女のこと】襲っちゃうぞ」と野獣の日に反応するカップルなどが次々に現れてしまうことに。もう、「ファッ!?」状態である。

　なお、この“野獣先輩”のまさかのフィーバーにネット上では「つぶやきビックデータに乗ってしまう」「ま、多少はね？」「NHKに出すんだよあくしろよ」という声が上がっている状態だ。NHKのニュース番組『NEWS WEB』のTwitterでよくつぶやかれているワードを紹介する「つぶやきビックデータ」に、「野獣の日」を降臨させようとするこの動きだが、昨年は失敗に終わっている。アニメ『おそ松さん』ブームの時に一部のファンの間で流行った「#シコ松をNHK」にというハッシュタグもNHKは華麗にスルーしているので、おそらく下ネタは避ける傾向にあるようだ。

　ただ、過去には朝のニュース番組『ZIP！』（日本テレビ系）の人気コーナー「MOCO’Sキッチン」で、速水もこみちが“アイスティー好き”の野獣先輩（24）のリクエストに応じてしまうという事態が起きている（ンアッー！）。“野獣”というワードには細心の注意をしたほうか良さそうだ。