飼い主の言うことに反応する“バーチャルペット”の誕生も近い!? VR&AR用の“音声作動アニメ”とは

『ポケモンGO』の人気で広く知られることになったAR(拡張現実)技術――。そのARのキャラクターに音声で指示を出せるようになる日ももうすぐのようだ。飼い主の言うことに反応する“バーチャルペット”の誕生も近いのだ。

1608_IKinema.jpgIKinema“音声作動アニメ”紹介動画「IKinemaLtd」より

■飼い主の言葉に応じる“バーチャルペット”が誕生

 7月24日から28日の5日間にわたって米カリフォルニア州アナハイムで開催されたコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会「SIGGRAPH 2016」で注目された出展のひとつが、Ikinemaが開発したVR&AR用の“音声作動アニメ”だ。

 人間にとって、より自然で親密なインタラクティブ技術を追求するプロジェクト「Project Intimate」の一環で、イギリスの技術デベロッパー「Ikinema」が“音声作動アニメ”を紹介している。VRあるいはARのキャラクターが、ユーザーの音声を認識してさまざまな動作を行なうのだ。まるで、飼いならされた賢い犬のように、人間の指令通りに動く“バーチャルペット”が技術的にすでに可能になっているのだ。

IKinema“音声作動アニメ”紹介動画「IKinemaLtd」より

 犬で言えば“お手”や“お座り”など、いくつかの簡単な命令をはじめ、方位を変えたり、形態を変化させたりという、かなりの数の動作を用意。ユーザーが発する自然な言葉と結びつけることで、この技術が成り立っている。

「今後のアニメは、現実世界と見分けがつかないリアルな手法で自動生成されるべきであると、IKinemaは確信しています。100パーセント自動生成させるのは、技術的に難しいことですが、リアルな動きと音声反応を組み合わせることで、自然な形での自動生成が可能になります。これこそが“Project Intimate”なんですよ」(Ikinema社CEO、アレクサンドル・ペチェフ氏)

 今すぐにでもこの技術を活用したコンテンツが生まれそうな勢いだが、実際に同社は年内にも商業利用を開始することを目論んでいるようだ。開発者向けのソフトウェア開発キット(SDK)も、なるべく早い時期にリリースするという。今後、どのような“バーチャルペット”が誕生するのか、ペット禁止物件に住んでいる向きには待ち遠しくなるかも!?

夢ねこセレブ

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