飼い主の言うことに反応する“バーチャルペット”の誕生も近い!?　VR＆AR用の“音声作動アニメ”とは

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■Alexaでゲームを制作できる開発者向けツールが公開される

　音声認識の技術で最近注目されているのは、Amazonのクラウド自然言語認識サービスである「Alexa」だ。これはまさに“会話ロボット”といえるものだ。

　iPhoneなどにはSiriという音声アシスタント機能があるが、このAlexaは、専用スピーカのEchoと組み合わせて使うことで、家電感覚の会話ロボットとして機能し、実際にアメリカでなかなか好評を博しているという。Amazonの注文を音声でできるのはもちろん、「今から3分たったら教えて」とタイマーとして使ったり、「今日の天気は？」や「何か音楽を流して」など、日常生活上のリクエストに応じることが可能で、現在もできることがどんどん増えている。

　現状では英語のみで、日本語に対応するかどうかは未定のようだが、まさに近未来のホームコンピューティングを予見させるガジェットだろう。そして、ゲーマーにとって気になるのは、このAlexaの技術によって、音声コマンドでゲームを制作できる開発者向けツールが先頃、無償公開されたのだ。

　すでにAlexaはゲームの分野でも使われており、『Jeopardy!』『Animal Game』『The Tickle Monster Game』といった人気の“音声”ゲームが登場している。そして今回この開発ツールが提供されたことで誰でも簡単にゲームブックのようなインタラクティブアドベンチャーゲームを作ることができるのだ。ゲームの分野からも可能性が広がり今後ますます普及しそうなAlexaだけに、今のところ蚊帳の外にはあってもチェックは怠れないだろう。
（文／仲田しんじ）

【参考】
・Develop
http://www.develop-online.net/news/ikinema-debuts-voice-activated-animations-for-vr-and-ar/0222542
・Venture Beat
http://venturebeat.com/2016/08/02/amazon-launches-voice-based-adventure-games-for-alexa/

 
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