さらば秀吉、ありがとう……BSプレミアムで自己最高タイ! やっぱり注目度が高かった『真田丸』第31話「終焉」レビュー!!

さらば秀吉、ありがとう……BSプレミアムで自己最高タイ! やっぱり注目度が高かった『真田丸』第31話「終焉」レビュー!!の画像1『真田丸』公式サイトより。

 ついにとうとういよいよ、強烈な存在感を発揮してきた豊臣秀吉(小日向文世)が死去、一方で出浦(寺島進)が大ピンチ!? と次号予告で期待を煽っていた大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)第31話「終焉」。視聴率は17.3%(ビデオリサーチ調べ)と普段と変わらないのだが、NHK総合よりも2時間早く放送されるNHK・BSプレミアムでの視聴率が5.2%と、自己最高タイを記録! やはり注目度が高かった秀吉の最期をレビューする!!

 豊臣秀吉(小日向文世)の遺言状をめぐり、対立する三成(山本耕史)と家康(内野聖陽)。寧(鈴木京香)は権力争いに心を痛める。茶々(竹内結子)はかたくなに秀頼を秀吉に会わせようとしない。信繁(堺雅人)は茶々を説得して親子の対面を実現させようとするが……? 一方、三成は昌幸(草刈正雄)に家康暗殺を依頼。出浦(寺島進)は単身、徳川屋敷に忍び込むが、そこには本多忠勝(藤岡弘、)が待ち構えていた! 暗殺は失敗、出浦は重傷を負う。そして天下人・秀吉はついに最後のときを迎えるのだった……。

 ここ3~4話、正気と忘却の間を行ったりきたりしていた秀吉。小日向文世の演技はそりゃすごかったわけだが、誰に対しても「秀頼を頼む」と繰り返す一方で、幼児退行してしまっているようなシーンも。ネット上では「介護士」などと呼ばれるなど、信繁は介護に必死だったが、ここまできてしまうと最後まで豊臣家に殉じてしまうよな、と視聴者を納得させるのに充分な説得力があったと思う。

 加えて、そんな病床の秀吉から「佐吉(石田三成)を頼む」「あれは寂しい男での」と、心配されてしまう石田三成。ここまで散々世話になってきているし、徳川と三成、信繁はここでどっちにつくか決めてしまった瞬間だったろうと思う。もはや呪いとか、そういうレベル。

 公式サイトでは、小日向文世へのロングインタビューも公開されているので、ぜひチェックしてみてほしい。このインタビューによると、秀吉が死の直前に見た血まみれの幼児の亡霊は、自分が死を命じた茶々の兄・万福丸の幻であったようだ。天正元年(1573年、作中の秀吉死去は慶長3年で1598年)、織田信長に命じられて秀吉(当時はまだ羽柴秀吉)が彼を処刑しているわけだが、この万福丸はこれまで『真田丸』に登場していないし、エピソードとしてもほとんど語られていなかったと思う。ちょっとわかりづらいっすよ、これ……。

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