『シン・ゴジラ』が『ディズニー』『ワンピース』を押さえ2週連続1位！『仮面ライダー』も4位に!! 【週末映画興行成績】

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『シン・ゴジラ』公式サイトより。

　8月6日～8月7日分の週末映画興行成績（興行通信社）が発表されたので、今週もオタク目線でお届け。

　先週に引き続き庵野秀明監督作品の『シン・ゴジラ』が1位を獲得し、V2達成！　興行収入は早くも21億円を突破と絶好調をキープしている。また、「Yahoo！ 映画」でも約6,600件もの評価が付き、4.20点と抜群の高評価を受けている（ちなみに『ファインディング・ドリー』は約1,4000件で3.99点。『ONE PIECE FILM GOLD』は約1,200件で3.88点／8月9日17時現在）。感想の声には「日本の真価を問う、ハッタリ感無しの『災害シミュレーション』ムービー」「ゴジラというタイトルが邪魔をしてるんじゃないかと思うくらい、純粋によくできた映画」といったものも多くあり、『ゴジラ』シリーズを食わず嫌いしている人、『ゴジラ』シリーズに飽きてしまったという人も楽しめるはずだ。

　この大反響を受けてか、東京・新宿バルト9では、声だしOK！　コスプレOK！　サイリウム持ちこみOK！　の「発声可能上映」の実施が決定した。今のところ8月15日（月）19:00の回しか予定されていないが、これが大盛況となれば各地で次々と行われるかもしれない。だが、このイベントに関しては「そういう映画ではないと思うんですが」「この映画は真剣に観たい。こんなの行く人は騒ぐ口実が欲しいだけでしょ」「声を失うシーンのが多かったんだか（笑）」と否定的な声も多い。当日は「マスコミが入る可能性がある」とのことなので、どんな感じでこの映画で騒ぐのかのお手本が見れそうだ。

　さらに、『シン・ゴジラ』の大ヒットは音楽界にも影響を及ぼしている。本作では『エヴァンゲリオン』などほとんどの庵野作品を担当してきた鷺巣詩郎氏が楽曲を作っているのだが、劇中で使用されている楽曲を収録したCD『シン・ゴジラ音楽集』（7月30日発売）が、発売2週目に8,427枚（累積1.0万枚）を売り上げ、15日付オリコン週間アルバムランキングで前週34位から5位に大きく順位を上げたのだ。『シン・ゴジラ』は音楽も大評判で「しっかりクラシックなゴジラであり、しっかり庵野的でもある作品。音楽でもそれが十分に示されている」「大破壊のシーンにおける、壮絶な映像と荘厳な音楽の対比がただただ素晴らしかった」「エヴァのあの曲流れた時はやっぱ庵野作品だなぁ～と再認識した」との声があがっており、CDがこれだけ売れるのもうなずける。

　映画のランキングに戻ると、2位は『ファインディング・ドリー』、3位は『ONE PIECE FILM GOLD』とトップ3は先週から変わらなかったが、4位に初登場で『劇場版　仮面ライダーゴースト 100の眼魂（アイコン）とゴースト運命の瞬間（とき）』がラインクインした。全国304スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員19万人、興収2億7,566万円という好調なスタートを切っており、興収15億円が期待されるほど。

　そして5位にフル3DCGアニメ『ルドルフとイッパイアッテナ』が、6位にミステリーコミックの実写作品『秘密 THE TOP SECRET』がそれぞれ初登場でランクインした。その後は7位に『ポケモン・ザ・ムービーXY＆Z 「ボルケニオンと機巧（からくり）のマギアナ」』、8位に『ターザン：REBORN』、9位に『HiGH&LOW THE MOVIE』、10位に『インデペンデンス・デイ リサージェンス』と続いた。

　夏休みということで子供向け、家族向け映画がランキング上位を独占。今週末からは小さなお友だちと、大きなお友だち向けの『劇場版アイカツスターズ！』の公開も始まり、ますます映画ランキングは混沌としてくることだろう。夏休み中盤の熾烈な争いを制するのは果たしてどの作品となるのか。来週も注目だ！