『もののけ姫』2年ぶり9回目の放送でも視聴率15.1%!  通算も2016年限定でもランキングトップ3はすべてジブリ作品

1608_kinro-.jpg「金曜ロードSHOW!」公式サイトより。

 先週金曜日の5日に「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)枠で放送された宮崎駿監督作品『もののけ姫』。2年ぶり9回目の放送となったが、視聴率15.1%(ビデオリサーチ調べ/以下同)と、相変わらずの高視聴率をマーク。「今二桁行けば高視聴率と言われる映画やドラマでジブリのこの安定度」「芸能人同士のバカ騒ぎや馴れ合いよりは再放送の映画の方がまし」など、ネット上でも相変わらずの強さに賞賛の声があがった。

『もののけ姫』は1997年7月に公開後、99年1月にTV初放送され、脅威の視聴率35.1%をマーク。その後2001年:26.9%、03年:27.0%、04年:23.3%、06年:18.2%、10年:18.4%、11年:15.9%、14年:21.9%と、回数を重ね、さすがに少しずつ数字を落としているものの、高い水準で安定した数字を残してきている。

 この初回放送時の35.1%という数字は、30年以上の歴史を誇る「金曜ロードSHOW!」でも歴代2位の好記録だ。「金曜ロードSHOW!」公式サイトでは「ベスト30ランキング」が公開されているが、1位『千と千尋の神隠し』(46.9%)、2位『もののけ姫』、3位『ハウルの動く城』(32.9%)と、ジブリがトップ3を独占。さらに『千と千尋の神隠し』は18位、『もののけ姫』も13、14位と複数回ランキングに入っているほか、5位には『崖の上のポニョ』、26位には『魔女の宅急便』と、ベスト30のうちジブリ作品が8回もランキングに名を連ねている。ちなみに『釣りバカ日誌』シリーズが7回も入っているので、ジブリと『釣りバカ』で「金曜ロードSHOW!」のベスト30ランキングのうち、半分が占められている。

 最近は視聴率8~11%ぐらいに止まることが多い「金曜ロードSHOW!」。久々にTVで能年玲奈(現・のん)が拝めると一部で話題になった『ホットロード』が6.3%で、今のところ16年「金曜ロードSHOW!」の最低数字となったことを筆頭に、邦画の実写作品は数字が伸び悩み気味。また興行収入などでは結果を残し、TV初放送となった『名探偵コナン 業火の向日葵』は10.5%、『バケモノの子』が10.9%となっている。

 今回の『もののけ姫』以外の作品でも、今年1月に放送された『天空の城ラピュタ』(3年ぶり15回目)が17.9%、『魔女の宅急便』(5年ぶり12回目)が18.8%を獲得し、今回の『もののけ姫』とあわせて、今年の「金曜ロードSHOW!」視聴率トップ3もジブリが独占している。ジブリ作品以外で、ガツンと高視聴率をマークするような傑作アニメの登場が待ち遠しくなってくるが、今週12日に放送予定の『コクリコ坂から』はどんな数字を残すのか、注目してみたい。

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