“TIF初主演”アイドルグループをクローズアップ!【第3回】

初出演のTIFは「とことん浮いてやろう」!?  「フィロソフィーのダンス」が明かす、意外な(?)結成秘話

 明日、8月5日(金)から開催される世界最大級のアイドルイベント『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016』(以下、TIF)の初出演グループから、自信を持ってオススメするアイドル5組を5日間連続で紹介する特別企画。第3回目は、8月5日(金)にSKY STAGE(19:30~19:45)、8月6日(土)にFESTIVAL STAGE(12:35~12:50)、8月7日(日)にDREAM STAGE(11:10~11:25)とDOLL FACTORY(17:00~17:15)と3日間に出演するフィロソフィーのダンスが登場!

【第1回】強がりセンセーション(記事はこちら
【第2回】ノンシュガー(記事はこちら

1608_danceforphilosophy_5.jpgフィロソフィーのダンスには意外な結成秘話が……!?

 思想的には「哲学」を、音楽的には「Funky But Chic」をキーワードに2015年7月に結成されたフィロソフィーのダンス。高い楽曲性とクールなパフォーマンスは音楽ファンからも評価が高く、アイドルイベント以外でのライブも精力的に行っている。意外過ぎるグループ結成秘話から、メンバー他己紹介まで、盛りだくさんのインタビューをどうぞ!

■アイドルって魅力的だなと改めて思った(佐藤)

1608_danceforphilosophy_1.jpg佐藤まりあ(さとう まりあ) /生年月日:9月13日/出身地:埼玉県/サブリーダー

――皆さんは、それぞれまったく異なる環境からフィロソフィーのダンスに参加したそうですが、佐藤さんは以前からアイドルとしてのキャリアがあるんですよね。

佐藤 初めてアイドルとしてレッスンを受けたのが「NICE GIRL プロジェクト!研修生」です。

――昔からアイドルは好きだったんですか?

佐藤 はい。アイドルを好きになったきっかけはアイドリング!!!さんで、中野腐女シスターズさん、風男塾さん、ももクロさんなどを好きになったんですけど、自分がなるとはまったく想像していなかったんですよ。ずっと女優さんになりたくて、50件ぐらい女優さんやモデルさんのオーディションを受けたんですけど落ち続けて。そしたら登録してあったオーディションのサイトを通じてスカウトされたのがNICE GIRLの所属するTNXだったんです。NICE GIRLでライブをやったり、お客さんとお話をしたりしているうちに、アイドルって魅力的だなと改めて思ったんですよね。

――もともと歌やダンスをやりたかったわけではなかったんですね。

佐藤 ですね。NICE GIRLで初めてやりました。最初はダンス経験が一切なかったので、小学1年生の子と高校2年生の私が同じクラスで練習していたんですよ。

――どのぐらい在籍したんですか?

佐藤 1年10カ月ぐらいです。途中で若い子だけを選抜したナイスガールトレイニーが生まれたんですよ。私は高校3年生だったので、たぶん入る隙はないなと思って、見切りをつけて卒業をしました。それから再び、いろいろオーディションを受けて、AKIBAカルチャーズ劇場のアテンダントさんになって。そこでオーディションのお話をいただいて、オーガニック(本物)というグループに入ったんです。オーガニック(本物)は、いろんなグループからメンバーが集まっているんですけど、私だけ帰る場所がオーガニック(本物)しかなくて、焦った末にオーディションを受けたのがフィロソフィーのダンスでした。

――要約して話していただいただけでも紆余曲折があったんですね。どうしてフィロソフィーのダンスを受けようと思ったんですか?

佐藤 書類なしのオーディションだったんですけど、しばらくオーディションを受けていなかったので、練習になればいいなと思って軽い気持ちで受けたんです。そしたら受かっちゃいました。

――まだオーガニック(本物)も継続しているんですよね。

佐藤 だいぶペースは減っちゃったんですけど、2カ月に一回ぐらいは。メンバーが4人揃うことは最近ほとんどないんですけどね。でも、ほかのメンバーからしたら、オーガニック(本物)はサブの活動かもしれないけど、私にとっては再スタートした場所だったのでサブとは考えられなくて。出来る限りはフィロソフィーのダンスと同じぐらい活動していきたいんですけど、なかなか4人集まらないから自然とフィロソフィーのダンスが中心になるんですよね。

――フィロソフィーのダンスは今までのアイドル活動にはない楽曲だったんじゃないですか?

佐藤 そうなんですよね。いまだに「これ新曲です」って渡されると、どんな風に歌っていいかわからないから戸惑うことが多いですね。あとNICE GIRLもオーガニック(本物)も、ずっとカバー曲だったんですよ。オリジナル曲は自分たちで作り出さなきゃいけないし、しかも経験のなかったファンクだからすごく難しいですね。

■「人前に立つのが怖かったんですよ」(十束)

1608_danceforphilosophy_2.jpg十束おとは(とつか おとは) /生年月日:8月9日/出身地:神奈川県

――十束さんは歌もダンスも未経験だったんですよね。

十束 はい。つい最近まで一般人として暮らしていました(笑)。ただ2年ぐらい前に大好きだった格闘ゲーム「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」の公式応援団を決めるオーディションを受けて、それに合格したんです。そこでコンパニオンとしてコスプレするお仕事だったり、お客さんとゲーム対戦するお仕事だったりをしていたんです。そんな中で、もともとアイドルさんのライブを観に行くのが好きだったので、自分もなってみたいなと思うようになりました。

――主にどんなアイドルのライブに行っていたんですか?

十束 でんぱ組.incさん、私立恵比寿中学さん、Dorothy Little Happyさんなどですね。それで、この勢いのまま好きなことを全部やっちゃおうと思って受けたのがフィロソフィーのダンスのオーディションだったんです。募集サイトのトップの写真が寺嶋由芙さんだったんですけど、BiSも観に行ったことがあったし、ゆっふぃー(寺嶋由芙)さんの現場も何度か行ったことがあったので、「これは受けるしかない!」と思って応募しました。

――と言うことは加茂啓太郎(寺嶋由芙やフィロソフィーのダンスのプロデューサー)さんのことも知っていましたか?

十束 有名な方なのは知っていたので、加茂さんの作る音ならちゃんとしているだろうなって気持ちもありましたね。

――公式応援団に選ばれる前から、人前に立つのは好きだったんですか?

十束 むしろ人前に立つのが怖かったんですよ。アイドルのライブも、“最前いけない系”オタクで、本当に後方見守り系で「可愛い。可愛い」って言いながら観ていました(笑)。でも、公式応援団で初めて出て行ったら、思ったよりも怖くなくて、楽しいことのほうが勝ったので、だったらもっとやってみようと思ったんです。

――佐藤さんと十束さんはオーディションでも一緒だったんですか?

佐藤 ずーっと一緒でした。出会いはオーディション場所の入口だよね。

十束 オーディション当日に道に迷って、アイドルっぽい人がいたら片っ端から声をかけようと思ったんです。最初にアイドルっぽい子を見つけて、「もしかして?」って話しかけたのがまりあだったんです。

――オーディションからメンバーが決まるまで、どれぐらいの期間があったんですか。

佐藤 確か3カ月ぐらいですかね。

十束 オーディション自体は一日だけで、その後に加茂さんと一緒にカラオケに行ったり。

佐藤 2週間後ぐらいに「親睦を深めましょう」って感じでね。

十束 一応、「オーディションもしましょう」って書いてなかった?

佐藤 確かメールには「歌唱力も知りたい」みたいな感じで書いてあって、そのカラオケから一カ月ぐらい音沙汰がなくて、いきなり「ライブを観に行きませんか」って誘いがあって。

十束 それも最後のオーディションとか聞かされずに「寺嶋由芙さんの出るライブを観に行きませんか」って誘われて。その時に楽屋の裏で「今日から、このメンバーでお願いします」みたいな感じで言われて、「え~!」って(笑)。

佐藤 いきなり「(メンバーカラーは)何色がいい?」みたいな感じだったよね(笑)。

――楽曲に関しては、先ほど十束さんが挙げたアイドルも楽曲の良さに定評のあるグループばかりだから、フィロソフィーのダンスの楽曲も素直に受け入れられたんじゃないですか。

十束 それが、いまだに耳馴染がないです(笑)。その分、ほかのメンバーよりも新曲をもらった時の新鮮感があって。毎回、新曲は加茂さんのテーマが決まっていて、「こういう感じで」って挙げていただいた参考の楽曲を聴いて、こういうジャンルもあるんだって発見があります。

――ダンスのほうはいかがでしたか?

十束 ダンスはボロボロで、今も満身創痍で頑張っている最中ですけど、最初の頃よりはだいぶマシになったかなと思います。

■小さい頃から歌うのが好きだった(日向)

1608_danceforphilosophy_3.jpg日向ハル(ひなた はる) /生年月日:1月16日/出身地:東京都

――日向さんはバンドをやられていたんですよね。

日向 はい。コピーバンドをやっていて、主に椎名林檎さんや東京事変の曲が多かったんですけど、Coccoさん、THE BACK HORN、ワンオク(ONE OK ROCK)とか、いろいろなカバー曲をヴォーカルでやっていました。

――歌にハマったキッカケは何だったんですか。

日向 小さい頃から歌うのが好きで、小学生の時には歌手になりたいって思っていましたね。お母さんも歌が上手くて、大学時代にバンドのヴォーカルをやっていたらしいんですけど、その影響があるのかもしれません。

――では、どうしてフィロソフィーのダンスに入ることになったんですか。

日向 バンド時代に加茂さんと知り合って、しばらく連絡は取り合っていなかったんですけど、久しぶりに連絡を取って「バンドじゃなくてもいいんで、何かできることがあったら入れてください」って話をしたんです。そしたら「ちょうどオーディションをやっているので見学に来る?」って誘われたんですけど、その時は都合が合わず。さっき2人が話していたカラオケ審査の時に「ハルちゃんも来て歌ってみる?」って言われたんですけど、ちょうど風邪で喉を潰していた真っ最中だったんです。それでもカラオケに行ったら、加茂さんが「ハルちゃんです」って言ったきり、皆に私を紹介してくれなかったんですよ。

佐藤 スタッフさんだと思っていました(笑)。

日向 私が一言もしゃべらないから、「誰なんだろう?」って雰囲気で。終わった後に、「スタッフさんじゃなかったんだ~」って、やっとわかってくれて(笑)。それから私もゆっふぃーさんのライブに呼ばれたんですけど、その間が1カ月ぐらい空いていたので、もう話はなくなったのかなと思っていたんです。そしたら「このメンバーでやります」って言われて、「マジ?」って感じでビックリしました。

■「最後の1ピースって私のこと?」(奥津)

1608_danceforphilosophy_4.jpg奥津マリリ(おくつ まりり) /生年月日:7月11日/出身地:神奈川県/リーダー

――奥津さんは今もフィロソフィーのダンスと並行してソロ活動をしていますけど、もともとシンガーソングライターなんですよね。

奥津 そうなんです。3人が「グループをやります」ってなった時には、まだ出会ってないんですよ。ずっとシンガーソングライターをやっていて、ライブを加茂さんが観に来てくれて、「アイドルになりませんか?」と誘われたんです。「実はグループを組んでいて、そこの最後の1ピースだ」と言われました。会って2、3回目でそう言われて、「アイドルか……」と考えていたら、入るとも何とも言ってないのに、Twitterで「最後の1ピースが見つかりました!」って書かれていたんですよ(笑)。「この1ピースって私のこと?」って思って。

――もう断れない雰囲気ですよね。

奥津 そうなんですよ。ただチャンスだからやろうと思ったんですけど、正式に意思を伝えたわけでもなく。何度か加茂さんとやり取りをしてから、「ボイストレーニングがありますけど来ませんか?」ってお誘いがあって。皆の歌っている姿を見られるんだと思って行ったら、すでに加茂さんの中ではOKだと思っていたみたいで、「マリリちゃんです」って紹介されて。見学だと思って気軽な気持ちで行ったんですけど、メンバーと一緒に並ばされて、しかも私は最初に声を出す場所で……。

――ほかの3人からしたら、何で初対面の人がボイトレしてるのって話になりますよね。

佐藤 もう一人入るかも、みたいな話は聞いていたんですよ。私たちはマリリの事情を知らなかったから、「あ、最後の1ピースだ」ぐらいの感じでした(笑)。

奥津 ボイストレーニング中も「どうしよう……」ってずっと考えていたんですけど、加茂さんに話しかけたら「担当カラーは何色がいい?」とか「次のスケジュールは」とか、すっかり話が進んでいって。この状況は何なんだろうって思いながら、もう私が加入する流れになっているし、「よろしくお願いします」って最後はなあなあで入りました(笑)。

――メンバーが揃って、どのぐらいの期間で初お披露目だったんですか?

4人 1カ月です。

――それは短いですね。十束さんは人前で歌ったり踊ったりすること自体、初めてだから緊張感もすごかったんじゃないですか?

十束 ライブハウスのお客さんの目の数が本当に多くて、こんなに見られてどうしようと。しかも振りを間違えて「あ、ヤバい。お披露目なのになんてことをしてしまったんだ」と思って、終わった後に大号泣してたら、ほかのメンバーは「そんなんで泣くの?」って感じで、業界人はこんなことでは泣かないんだって(笑)。

――それも極端な話ですけどね(笑)。メンバー同士は、すぐに馴染んだんですか。

十束 今も馴染んでいるのか謎で(笑)。気が合わないって子はいないし、変に仲良過ぎではないというか。

奥津 超ドライなんですよ~。

日向 空き時間とかに、一人でどっか行ってくるってこともあるし、全員でカフェに行くこともあるし。皆、適当に自分のペースで行動していますね。

奥津 だから面倒な感じにはならないんですよ。

■フィロソフィーのダンスは皆の個性が強い!?

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――適度な距離感がいいんでしょうね。ここでメンバーの他己紹介をしていただきたいんですが、まずはリーダーの奥津さんについて。

十束 リーダーらしくしっかりしていて、皆をまとめてくれますね。

佐藤 マリリがリーダーで良かったって思える瞬間は多いです。あと私がずっと思っているのは「あざとい」のプロなんです。仕草にしても喋り方にしても良い意味であざといんです。

日向 マリリが落とせない男はいない!

十束 あと、最近は胸の大きさが話題になっているんですけど(笑)。リーダーとしてグループを背負って脱いでいる頼もしさがあるんです。皆でグラビアも応援しているし、このまま有名になって、さらに私たちを引っ張っていってほしいです。

――リーダーの自覚は強いんですか?

奥津 皆の個性が強いので、勝手にやっていたらどうしようもなくなるから、ちょっと嫌な役になってでも率先して意見を言うようにはしています。

日向 グループ内で上下関係がある訳ではないので、厳しく言うんじゃなくて、ちょっとプロデューサーみたいな感じですね。

――続いてサブリーダーの佐藤さん。

十束 一番アイドルのことをわかっていて、ここをこうしたら可愛いとか、アイドルらしい振付とか。そういうポイントがわかっているから、ステージ面では頼もしいですね。

日向 アイドルダンスが一番上手いよね。

十束 個人的にうれしかったのは、ファミ通の読者モデル(第4代ゲーマーズエンジェル)を決めるというのがあって、それに私が応募して合格したんですけど、真っ先にまりあが投票してくれたんです。すごく個人の活動も応援してくれて心優しいですね。

奥津 根っから良い子というか。マジメだし、誰に対しても優しいし、ちゃんと周りのことを考えているし。

日向 ファン想いだしね。よくメンバーに自分のファンを自慢してくるんですけど、ライブ後とかに「こういうことができなくてファンの人に申し訳なかった~」みたいなことを言っているからすごいなと思います。

――「ミスiD 2017」にもエントリーしているんですよね。

佐藤 はい。歴代の受賞者さんが「女の子は受けなきゃ損だよ」みたいなことを仰っていたので、私も損をしないようにと受けました。もっと自分の名前を知ってもらいたいし、グループのことをアピールできるチャンスでもあるし。ここから先どうなるかわからないですけど、ミスiDに出たことで、ちょっとでも良い方向にいけばいいなと思っています。

――次は十束さん。

奥津 おとちゃんも根っから良い人なんですよ。「オタクでコミュ障なので家から出てない」って言うわりには、皆のフォローに回ってくれたりするタイプで。皆の和を丸くしてくれるというか、人間関係の潤滑油になってくれますね。

佐藤 ほんわかした雰囲気なのに、言う時はスパッと言ってくれるんですよ。運営とメンバーがぶつかる時もあるんですけど、そんな時もメンバーの思いを、ちゃんと丁寧な言葉にまとめて伝えてくれるんです。

日向 ちょっとお姉さんっぽい。メインでまとめるのはマリリだけど、ちゃんとサポートしてくれるのがおとちゃんですね。

――昔からそういう役割だったんですか?

十束 全然違いました。オタクだったので、あまり人との関わり方を知らなくて。学校で周りの子たちが話しているのを見て、分析するのが好きだったんですよ。「あの子がリーダーだな」とか「今あの子は嫌なことを言われたな」とか、それを漫画とか読みながら一人でジロジロ観ていて(笑)。その経験がやっと大人になって活かされているのかなと。

――なら、オタクの気持ちもよくわかるんじゃないですか?

奥津 確かにおとちゃんはオタク目線の意見が多いんですよね。

十束 こういうことをしたらオタクは悲しむよってことは強く意見する傾向はありますね。

――最後は日向さん。

奥津 破天荒キャラで一番アイドルらしくない(笑)。

十束 ステージでも破天荒なんですけど、ハルちゃんがいるからグループのダンスもほかにはないカラーが足されているし、誰よりも大きなハルちゃんの歌声を聴くたびに、うちらのグループは最高だなって思います。

奥津 私とハルちゃんの2人がメインヴォーカルで、最初はライバルだし負けないようにしなきゃ! って思っていたんですけど、声も違えばキャラも違うので、2人で歌う感じがどんどん好きになっていますね。

佐藤 とにかくハルちゃんは自由なんですけど、ハルちゃんがいるとグループが元気で盛り上がるんです。特に「すききらいアンチノミー」の出だしで、ハルちゃんの「フィロソフィーのダンスです。よろしくお願いします!」って煽りがないと、私たちのライブは始まらないと思いますね。

日向 それわかる!

――自画自賛ですか(笑)。

日向 私自身、それを言うと大きなステージでも緊張が解けるんですよ。そこがうまく行くと、全員のテンションも上がるのがわかるんですよね。

■TIFではとことん浮いてやろうと思っています!

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――TIFについてお聞きしますが、皆さんはお客さんとしてTIFに行ったことはありますか?

十束 私は一昨年のTIFに行ったことがあります。思っていたよりもフェス感があって、普段は飛び跳ねていないような人も、そこではお祭り騒ぎみたいな感じで。太陽は燦々だし、砂埃がすごくて、なんか戦いの場みたいだなって。でも、すごく楽しそうでした(笑)。

――どういう風に今年のTIF出演決定は聞かされたんですか。

奥津 LINEですね。どうせ、しょうもない発表でしょうって思っていたら、「TIF出演決定です」って書いてあるから、皆でスタンプを送りまくりました。

――初めてフィロソフィーのダンスを観る方に、「この1曲!」というのを紹介していただけますか?

佐藤 先ほど話にも出た「すききらいアンチノミー」は私たちの代表曲で、グループの特徴が出ているし、レスを送る振付がサビに入っているんですけど、そこでお客さんと一体感が出るんです。

――最後に、それぞれTIFへの意気込みを聞かせてください。

佐藤 私はテレビでずっとTIFを観ていたんですけど、出演アイドルさんたちが皆さんキラキラしていて、それをキッカケにいろんなアイドルさんを好きになったんですよ。そんな風に私たちも、たまたまアイドルに興味のない人が観ても、ちょっとでもいいなって思ってもらえるような、少しでも心を動かせるようなステージにしたいです。

日向 私たちの名前を聞いたことのない人がほとんどだと思うんですけど、普段やるライブハウスでは、ここまで多くの人の目に触れる機会ってないじゃないですか。せっかくのチャンスで、しかも3日間ステージに出させていただくので、いろんな人に知ってもらいたいし、私たちならではの楽曲や歌を楽しんでほしいです。あと私はソロでも二つのステージに出させていただくので(8月6日の「カラオケバトル」16:10〜17:10@INFO CENTREと「歌って踊ろうステージ」15:10〜15:40@HOT STAGE)、そこも観ていただきたいです。

十束 私たちは結成から1年なのに、わりとステージングでフレッシュ感がないんですよ(笑)。その代わりに一人ずつの個性が強くて、歌もダンスもしゃべり方も佇まいもまったく違うので、その中から一人でも好きな子が見つかればうれしいなと思いますし、もっとこの子のパーソナルを知りたいなって思ってもらえるように個々で頑張って、最終的に一つになって良いものを作り上げられたら良いです。

奥津 アイドルイベントだと浮いちゃうぐらい楽曲も変わっているので、せっかくだったら、とことん浮いてやろうと思っています。とことん自分たちの個性を発信して、ドンピシャでハマる人がいたらうれしいし、TIF向けのフェスで盛り上がる新曲も披露するので、皆で「オー!オー!」言いながら騒ぎましょう!
(取材・文=猪口貴裕/写真=石川真魚)

・フィロソフィーのダンスオフィシャルサイト
http://danceforphilosophy.com/

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