Amazonより先に、米ネバダ州のセブンイレブンが“出前ドローン”サービスを開始!

■救援物資を運ぶ“ドローン防災訓練”にも成功

 昨年には、Flirtey社製ドローンの医療品緊急運搬での活用が連邦政府レベルで承認されている。さらに今年6月、Flirtey社は災害救援を想定して、艦船から沿岸へドローンで救援物資を運ぶトライアルを行って成功を収めている。この“ドローン防災訓練”は東海岸のニュージャージー州沿岸で行なわれ、ドローンによって水や食糧、医薬品が沿岸の所定の場所へと届けられたのだ。これは、2012年にニューヨークとニュージャージーを襲ったハリケーン“サンディ”の被害後の救援を想定したものでもある。

艦船から沿岸へ物資補給する「Flirtey」の紹介動画「Flirtey」より

 そして今回、北米だけで1万700店舗以上あるセブンイレブンがドローンを配備した“補給拠点”になり得る可能性が拓けてきたことになる。北米で100カ所に満たないAmazonの配送拠点に比べて、雲泥の差があることをFlirtey社のCEO、マット・スウィーニー氏は強調する。ドローンを使った宅配は現状では、まだ地域を限定したテスト段階であるが、今後は“出前”をするドローンの姿が地域住民の人々にとって日常の光景になるとスウィーニー氏は確信しているようだ。

 ドローンを使った宅配を先に言い出しているAmazonのほうも負けずに先頃、イギリス内でドローンを使った宅配サービスの実用化に向け試験操業が、英民間航空局(CAA)から承認を受けたことを発表してる。そして、ご存知のようにAmazonは日本でも千葉県千葉市・幕張地区でドローンを使った宅配の実験をこの4月から開始している。また、楽天も千葉県のゴルフ場でゴルフ用品や軽食、飲み物などをドローンで届けるサービスをこの5月からはじめて話題を呼んだ。

 たとえば大型タワーマンションの住民にしてみれば、1階のコンビニから飲み物やおにぎりなどをドローンでベランダに届けてもらえるようになれば確かに便利だろう。スラーピー提供店舗が少ない日本のセブンイレブンでは、出前向けのキラー商品はやはり“おでん”だろうか!?
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Gizmag
http://www.gizmag.com/7-eleven-drone-delivery/44513/

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