手塚治虫「アニメーションは本来、テレビや漫画や劇映画とは一線を画す」 第16回広島国際アニメーションフェスティバルは30周年記念誌にも注目!

『カード・バトルZERO』主題歌OP映像

 日本において“Anime”は「商業」、“Animation”は「アート」の意味で漠然と語られる一方、海外では“Anime”は“Manga”と密接な関係にある日本の作品を意味するようになった。例えば日本でも昨年『カード・バトルZERO』の邦題で放送された『Exchange Student Zero』は、“Animation”の世界に“Anime”のキャラクターがやってくるという作品である。

 日本の感覚で見れば全体的に“Anime”だと思うかもしれないが、前回(14年)カートゥーン・ネットワークが行った本作のセミナーでも“Anime”と“Animation”がハッキリと区別されていた(記事参照)。なお“Anime”と“Animation”の差異については、アニメーション史研究家の津堅信之インタビュー(記事参照)にて記している。

 手塚は1989年に逝去。翌1990年の開催となった第3回では「手塚治虫へのオマージュ」と題した特集上映も実施された。仮に手塚が存命であれば御年88歳。今回の「日本アニメーション大特集」では、短編が長編やテレビシリーズとは異なる世界線を歩んだ歴史も学べるだろう。手塚が短編のおかれた現状に対する啓蒙にも努めていたであろうことは想像に難くない。

 手塚のコメント全文は会場にて本誌を手にとってもらいたい。ちなみに第2回(1987年)のコメントも興味深いものの、掲載はされていないので、別の機会があればチェックしてみてほしい。
(取材・文/真狩祐志)

■広島国際アニメーションフェスティバル
http://hiroanim.org/

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