「時をかける少女」が「時をかけない」選択をする意味──ドラマ『時をかける少女』第3話レビュー

1607_kokikake0726.jpgドラマ『時をかける少女』公式サイトより

 押井守監督による名作映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84年)は、文化祭の前日が何度も何度も繰り返されるところから話が始まる。

 これは、ヒロイン、ラムの望んだ「好きな人たちとずっとずっと楽しく暮らしていきたい」という夢を具現化したものだった。

 この映画にも象徴されるように、文化祭の前日というのは独特の高揚感にあふれているものだ。

 みんなでひとつのものを作り上げていく喜び、本番への不安、お祭りが始まることへの期待。そんなものであふれかえり、胸が高鳴る。そんな中でクラスメイトのふとした姿に心奪われたり、もちろん恋が生まれたりもする。

 それは、一生のうちでも何度かしか味わうことのできない特別な時間だ。

 7月23日放送の『時をかける少女』(日本テレビ系)第3話の舞台はその文化祭。

 7月、未羽(黒島結菜)たちの通う藤浦東高校では、文化祭である「雅涼祭」が開催される。とはいえ、受験を控えた3年生は自由参加、未羽たちの3年6組は不参加を決める。

 参加したかった未羽は不満であったが、クラスの雰囲気が乗り気でなかったこともあり、あきらめざるを得なかった。

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