またもや『こち亀』が『ガルパン』ネタ! “水着×触手”が「控えめに言って最高」だった『ゆらぎ荘』も注目の「ジャンプ」

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

160725_jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年34号の表紙&巻頭は、ついに映画『ONE PIECE FILM GOLD』が公開された『ONE PIECE』。7月23日0時から111館で行われた最速上映では、前作『ONE PIECE FILM Z』(2012年)と比べ、119.5%の動員があったという。シリーズ最高の興行収入も十分見込めそうなだけに、今後の伸びにも期待がかかる。

 今号の掲載順位は、『ONE PIECE』以下、『食戟のソーマ』『ハイキュー!!』、100話を突破した『僕のヒーローアカデミア』(センターカラー)、『ゆらぎ荘の幽奈さん』『火ノ丸相撲』『ブラッククローバー』(センターカラー)……と続く。また、今号で将棋マンガ『ものの歩』が最終話を迎えた。本作は、“ハッシー”の愛称で知られる橋本崇載八段が監修を務めたことで話題となったが、第43話で連載終了となった。

 その一方で、「ジャンプ」の“新・ラッキースケベマンガ”と呼声高い『ゆらぎ荘の幽奈さん』が好調を見せている。朧の“えっち”なセンターカラーが話題となった32号以降、上位の掲載をキープしている状態だ。この好調ぶりに早くもアニメ化を期待する声もちらほら……。なお、今号の『ゆらぎ荘の幽奈さん』は“水着回”な上に水着をはぎ取る“触手”も登場! ベタすぎるネタだが、「ミウラ先生ありがとう!」「控えめに言って最高」と、紳士な読者たちは歓喜しているようだ。

 そんな今号の「ジャンプ」で注目したいのは、連載40周年として「こち亀展」といった企画が進行中の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。今号掲載の「戦車先生の巻」で、『ガールズ&パンツァー』ネタが展開されていると、注目が集まっている。

 両さんが企画として携わった“戦車”と“男子高校生”を題材にしたアニメが、ハリウッドで実写映画化されることに。両さんが「CGは一切使わない」という条件をつけたため、オール日本ロケ、本物の戦車を使用する撮影になるのだが、浅草の街中や都庁を破壊。当然クレームが集まるのだが、映画は世界で大ヒット。ロケ地にファンが押し寄せ、観光客も10倍に。都や住民に感謝される――という話だ。

 どことなく、『ガールズ&パンツァー 劇場版』のヒットを受け、物語の舞台である茨城県大洗町の観光客が増加したというニュースや、大洗町に実在する旅館が作中で戦車に突っ込まれたことで宿泊客が増加したという出来事を彷彿とさせる話となっている。

 実は、これまでにも複数回『ガルパン』ネタを展開している『こち亀』。その縁もあってが、今年5月に発売された『ガールズ&パンツァー 劇場版』Blu-ray特装版のブックレットでは、作者の秋本治が両さんと西住みほらが並んだ応援イラストを寄稿している。さらには、9月17日発売のアンソロジー小説「VS.こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー」でも、『ガルパン』とコラボ。なんと、県立大洗女子学園と戦車対決をするそうだ。

 秋本治はミリタリーマニアと知られるだけに、今後も『ガルパン』ネタはたびたび登場しそうな予感。今後も『こち亀』はガルパニストの注目を集めそうだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社)

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