たまには、わかりやすいエロスもご紹介。doumou『惚れときどきヌクもり』(クロエ出版)は、著者2冊目の単行本である。
クロエ出版のラインナップの特徴は、第一にわかりやすさ。そして、濃厚なエロス。加えて変態行為には免疫のない人もドキドキできるライトなアブノーマルというところ。そんなラインナップにdoumou氏の作品はぴったりとハマっているのである。
doumou氏を多くの人々にオススメしたい、第一の理由は、女体から醸し出される常人でも容易に理解出来るフェティシズムである。
既刊『セックスのち両想い』(クロエ出版)では表紙イラストに、おっぱいぷるるんな女の子を描いていた。そして今回は、着替え中らしき女の子を斜め後ろから見上げる構図に挑戦している。すなわち、おっぱいのみならず、お尻の肉もしっかりと鑑賞することができる見事な構図。ここに、着ているのかいないのかよくわからん下着がプラスされ、エロスを倍増しているというわけである。
この下着、なんだかいろいろとスゴい。絵をよく見ていただければわかるだろうが、ブラジャーなんてホックも何もないんだけど、どうやって装着してるんだろうか。はたまた、パンツが食い込み過ぎてて、一日着用していたら肉が痛くなりそうな……。もちろん、そんなのは野暮なツッコミ。そのリアルよりも見た目重視の下着の描き込みが、かえってリアルな興奮を喚起してくれるというわけなんである。
というわけで、この表紙を見て「これは期待できる」と踏んだ筆者。全裸よりも半脱がせエッチを愛して止まぬ身として、作品内では、どのくらい描き込んでいるのかと思い期待して読んでみた。
収録された短編中、下着の描き込み重視で特に光るのは「お父さんお母さんごめんなさい(笑)」。この作品、ヒロインがビッチか痴女の類いである。なにせ、入社一ヶ月の事務員であるヒロインは、社内で仕事の話をしている時も主人公に対して、とにかく距離が近い。そんなヒロインに半ば流されるかのように、社内の宴会の二次会にてカラオケBOXでエッチをしてしまう。そんなシチュエーションなのだから、当然ともいうべき着衣エッチ。
それも、ちゃんと計算しつくされたかのような扇情的な半脱がせになっているのである。
半脱がせでの着衣エッチにおいて、肌と布面積の割合はどのくらいがベストなのか。そのことを、大勢のマンガ家は計算し、自らの回答を生み出してきた。個々人の嗜好もあるゆえに、正解はあり得ないけれど、doumou氏はもっとも万人に受けそうな様相なのだ。
着衣エロスでは、早くも職人芸を極めている感のあるdoumou氏。もう一本「男子行為室」では、ちょっとひねったスタイルで着衣エロスに挑戦している。この作品、ヒロインは世継ぎの身ゆえ、自らの意志で男装しているお嬢様。そのエッチシーンでは、なぜか男子ブリーフや短パンをはいたままだったりするのだ。なんだろう、これは男装少女にも興奮すべしという新たな作者のメッセージなのだろうか……?
「実用性」の中に垣間見える作者の興奮ポイントを探すのも、エロマンガの楽しみ方だと、改めて思った。
(文=ピーラー・ホラ)
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