ピューディパイに“カネ”の疑惑浮上!? 『シャドウ・オブ・モルドール』が公取から注意を受けていた!

■ピューディパイ「何も間違ってはいない」

 ではやはり、今回の件でワーナー・ブラザースは金銭を支払ったピューディパイ以外のYouTuberの名前も公表すべきなのだろうか。これに対し、ピューディパイが自身の動画で“No”を訴えている。「何も間違ってはいない」と。

「今はたくさんのYouTuberが企業とスポンサー契約を結んでいる。ボクはYouTubeの世界では知られた存在だから(今回の件で)名前が挙がったけど、他のYouTuberの名前を公表する必要はないよ」とピューディパイは動画の中で語る。

今回の“スキャンダル”に反論するピューディパイ「PewDiePie」より

 FTCの他の指摘としては、YouTubeの説明記入欄で仮に“PR”であることを記したとしても、他のサイトへ動画だけ埋め込んで使われてしまえば、まったく意味がなくなってしまう点にも触れている。これについてもピューディパイは、ゲームメーカーと“協力関係”がある場合は実況の前に口頭で伝えていると主張している。そして、そもそも「ボクはレビューアーではない」と、彼にとって実況はゲームの評価をすることが目的ではないという立場を明確にしているようだ。

 これとは別に先日、ValveのFPS『Counter-Strike: Global Offensive』で、人気YouTuberが同作のプレイヤーたちを賭博サイトに誘導して利益を得ていたという事件が判明し、今日のSNS全盛の社会の中にあってYouTuberの影響力の強さがあらためて浮き彫りになった。それだけ社会にSNSが浸透しているがゆえの話題ともいえる。今回の件はつい数年前まで奇異の目で見られていた感のあるYouTuberが、今や立派な“職業”として認められたことを皮肉な形で示すものになったのかもしれない。
(文/仲田しんじ)

【参考】
・The Verge
http://www.theverge.com/2016/7/12/12157310/pewdiepie-youtubers-sponsored-videos-ftc-warner-bros
・BBC
http://www.bbc.co.uk/newsbeat/article/36795568/pewdiepie-responds-to-youtube-promotion-case-saying-he-did-nothing-wrong

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