「ドラゴンボールみたくなるんだろうな」――『Pokemon GO』の大ヒットに水を差す“『ポケモン』実写映画化”のニュースにファンの反応は!?

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ゲーム『名探偵ピカチュウ ～新コンビ誕生～』公式サイトより。

　20日（現時時間）、アメリカ・カリフォルニア州の大手スタジオ、レジェンダリー・エンターテインメントが『ポケットモンスター』を初めて実写映画化すると発表した。

　かなり以前から根強く実写映画化が囁かれ、実写映画化権が巡ってハリウッドでは争奪戦が繰り広げられてきたそうだが、『GODZILLA ゴジラ』（2014年）、『パシフィック・リム』（13年）などのレジェンダリーが獲得。ニンテンドー3DS用ゲームソフト『名探偵ピカチュウ ～新コンビ誕生～』を基に実写映画化するという。

　日本ではもうすぐ配信が始まるらしいとか、いや延期になったらしいとか、マグドナルドがやらかしたらしいなどと情報が錯綜した挙句、ようやく本日22日から配信開始となったスマートフォン向けゲーム『Pokemon GO』が、アメリカなど海外で大ヒット。任天堂の株価が爆上がり中という、超追い風が吹く中での発表となった。

　だが、「パシフィック・リムはまあ個人的には好きだけど、大丈夫かよポケモン実写化とか」「CGアニメでええやんけ。なんで実写化…」「ピクサーで3D化なら期待できたのに」「ドラゴンボールみたくなるんだろうな」「株価だだ下がるんだろうな」と、これまでマンガやゲームの実写化で酷い目に遭ってきたゲームファンからの反応は芳しくない。海外の『ポケモン』ファンからも「なぜ失敗から学ばないのか」「今まで聞いてきた中で一番の最悪のアイディアだ」「実写版では、ホリネズミくらいの大きさの電流を流すネズミがミステリーを解決するのかな…」などといった悲鳴が挙がっているようだ。

　一方で、「名探偵ピカチュウならいけるかも…」「今回実写化されるのってこのゲームが原作でPVでも既に実写化されてるから 、よほどのことが無い限り酷い出来にはまずならない」などと、期待するファンの声もそれなりに見受けられる。

　というのも、実写映画の原作となる『名探偵ピカチュウ』は、探偵・ピカチュウと一緒に謎を解くシネマティックアドベンチャーで、人とポケモンが共存する街ライムシティを舞台に、『逆転裁判』シリーズっぽく、捜索・推理を重ねていくというゲーム。3DCGで描かれたピカチュウはお馴染みの大谷育江ではなく内田雄馬が演じており、普通に会話もする。RPGであり、長年にもわたって制作・放送されてきたアニメの印象が強烈な通常の『ポケモン』よりも、たしかに実写映画化には向いているだろう。どんなピカチュウが登場し、どんな物語を描くのか。心底不安だが、少しだけ期待しながら注目してみたい。