松本零士、美樹本晴彦も参加した日本酒擬人化プロジェクト「ShuShu」に絶賛の声!!

1607_nihonsyu.jpg『日本酒ものがたり』公式サイトより。

 日本刀からお城、米や野菜、電車、元素記号……さまざまなものが擬人化され、ゲームやグッズになったりする昨今。この度、日本各地の日本酒を擬人化するプロジェクト「ShuShu(シュシュ)」が立ち上がった。これにネット上では「参加してる作家の豪華さよ!」「萌えに走ってないところが逆に良い!」「これまで首をかしげたくなる擬人化もあったけど、これは楽しい」と称賛の声が上がっている。

「ShuShu」プロジェクトの公式サイト「日本酒ものがたり」によると、古の時代から酒の伝統を守り続けてきた「蔵元」、「杜氏」、「日本人の心」という三位一体の想いやつながりから生まれたのが「ShuShu」だという。酒の主として酒に宿り、精霊的な象徴として「ShuShu」のキャラクターが物語を紡ぎ、酒の種として日本酒の銘柄を象徴するアイコンとなる。なお公式サイトの注意書きには「※ShuShuとは酒を具現化し、その姿を表現したもので、実在するか否かは、お酒を嗜む方次第となります」とオシャレな一言も添えられている。

 日本酒のパッケージやラベルに、人気マンガのキャラクターや萌えキャラクターが描き下ろされたことは、今までにも多くあったが、日本酒自体の擬人化は意外と珍しい。また、今回もよくありがちな“萌えキャラ”を想像してしまいがちだが、同プロジェクトはその予想を良い意味で裏切っている。キャラクター作成を担当する作家には、伝説的人気漫画『銀河鉄道999』(小学館)の松本零士や、小説版『機動戦士ガンダム』(KADOKAWA)の表紙や人気漫画『超時空要塞マクロス THE FIRST』(KADOKAWA)を手がけた美樹本晴彦、ライトノベル『デュラララ!!』(KADOKAWA)のカバーイラストを描いたヤスダスズヒトなど、錚々たる面々が名を連ね、しっかりとしたキャラクター造形がされている。

 他の作家も、人気漫画『S-最後の警官-』(小学館)を生み出した藤堂裕や、イラストレーターの月神るな、ささきむつみ、さんば挿、jitari、富沢和雄など今注目の人物ばかりだ。それぞれのキャラクターにはモデルとなった酒にちなんだ出身地と年齢、身長や好きな食べ物といったプロフィール設定と、酒の風味や歴史を元に作られた物語がついている。

 美樹本晴彦が手がけた日本酒「副将軍」のキャラクター「明利(あかり)」は茨城県水戸市出身の160歳前後の可愛い女の子(?)。ピンクの髪に太腿をあらわにした扇情的なコスチュームを身にまとう彼女は、ヤンチャ娘で、宿ることにした蔵元で杜氏に悪戯を仕掛けたり蔵で走り回ったりと自由奔放なキャラクター。これには「美樹本やっぱすげえな」「このあかりちゃんで漫画描いてほしい」「可愛すぎるやんけ」と絶賛の声が。

 また、「漫☆画太郎もプリーズ!」「安野モヨコがやったら案外ハマりそう」「吉田戦車に『獺祭』のキャラやってほしい」と他の作家へのリクエストも出ている。ベテラン2人に加え、流行どころを押さえた作家のチョイスで好評を博している同プロジェクト。今後は各都道府県それぞれに日本酒キャラを設置することを目標としているというが、日本酒は全国各地で多種多様な種類が作られているし、古い歴史を持つ蔵元も多いので、凝った設定を盛り込んだキャラクターもリクエストが叶えられることも夢ではないかもしれない。

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好きな食べ物はホタテと赤身の刺身

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