嗜虐心あふれるリコの絶妙な“悪い顔”! プリパラでセリフが先行!?【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1607_mp24.jpg朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。7月17日放送の第24話「ワクワクリフォーム!はーちゃんのお部屋づくり!」は、みらいの家に居候することが決まったことはの部屋づくりを通して、“はーちゃん”ことキュアフェリーチェ/花海ことは(声・早見沙織)が魔法の使いどころを理解していく。

 みらい、ことは、モフルンが同じベッドで窮屈に眠り合っている姿から始まったアバン。その次の朝食シーンの会話だけをなんとなく聞き流していたところ、飲みかけのコーヒーを吹き出してしまった。とりあえず、あ、ありのまま今起こった事を話すぜ! 「最近よく眠れなくて」「なんで?」「いやちょっと、一緒のベッドで眠るには……」「はーちゃんが大きすぎるかもしれないわね……」「このままだと睡眠不足かも」「それって大変、みらいが元気ないの嫌だよ」――なんだろうこの会話、30代のアンジャッシュ好きおっさんならずとも、いろいろ勘違いしそうになってしまうのも致し方無いような……。

 この回のタイトル通り、ことはの部屋がみらいの家の屋根裏部屋に決まり、お片づけが始まる。ことはが掃除もかねて魔法で荷物を動かすことになるのだが、ここでリコは重い物を動かす魔法は簡単ではないと解説しつつ嗜虐心にあふれるような、これまでに見たことのない“悪い顔”をする。しかし、リコの予想に反しあっさり魔法で荷物は移動、ホウキとちりとりも勝手に動き出し掃除を開始。こんな思いもよらぬ『劇的ビフォーアフター』にリコは、“なんということでしょう”という感じでショックを受け、ことはにとって自分は必要ないのではないかと思い悩む。

 勢いづいたことはは、みらいの父親がしていた日曜大工にも魔法を使おうとするのだが、リコがすかさず止め、それにより体を動かす労働の良さを実感する。一方、みらいはことはの部屋にワクワクさんがいない……じゃなかった、ワクワクがないということで、モフルン発案で、飾り付けを思いつき、3人で商店街に買い物へ。

 そこをヤモーが急襲。街を破壊してまでことはの持つエメラルドを奪い取ろうとするヤモーに、ルビー変身したキュアマジカルが「どうして街を人を平気で傷つけられるの!」と非難すると、ヤモーは「強力な魔法の力があればなんだってできるんです!」と、プリパラ104話のタイトル(「LOVE!デビル色!魔力があればなんでもデビル!」)っぽいことを言い出す。するとフェリーチェは、「魔法は万能ではありません。どれだけ強い力を手に入れても、大切なのはそれを使う者の清き心、熱き思い」と、早速学んだことを使って言い返し、基本方針を固めたようだった。その後、戦闘はミラクル&マジカルが必殺技で足止め、フェリーチェが浄化と、トドメをさしたがもうなんかオーバーキル気味な感じな気が……。

 ラストシーンは、手作りの装飾で飾られた部屋ができあがり、ことはは「なんでも魔法で作ったらワクワクがないんだね。これからも分からないこと教えて下さい!」と、ええ子やでーと感じさせるくらい頭を下げ、まだまだことはの“お母さん”でいいんだと、みらい、リコ、モフルンも一安心といった感じだった。

 今回の作画監督は『まほプリ』でも何度か目にしているフランシス・カネダ氏&アリス・ナリオ氏。キャラクターのいろんな表情が見れて楽しい回だったけど、やっぱりリコの“悪い顔”は絶妙なバランス。次回はついに水着回のようで、普段しない髪型をみらいとリコが披露していたりキャラクターの掘り下げが進みそうな感じだ。
 (文/ティエリア88)

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