進研ゼミの公式サイトで4コマ漫画が作れる!? ジャンプ漫画家も参戦し脅威の拡散力を見せる!!

1607_sinkenzemi_1.jpgBenesse『進研ゼミプラス』 公式サイトより。

 ベネッセの進研ゼミプラスサイトで「4コマ漫画コンテスト」を開始、一般ユーザーが次々に力作をSNSに投稿し「これ面白い!」「大喜利大会だな」「このいかにも進研ゼミですって絵が最高」と、話題となっている。

 サイトでは学校の先輩男子と後輩女子のやりとりなど、進研ゼミマンガの定番シーンが用意されており、絵に合うように吹き出しの言葉を自由に挿入できる仕組みとなっている。

1607_sinkenzemi_3.jpg麻生周一のTwitter(@shu1aso) より。

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で現在連載中の人気ギャグ漫画『斉木楠雄のΨ難』(集英社)の作者・麻生周一もこれに挑戦。麻生の作品は、「期末テスト、89点だった。。。」とたそがれている男子高校生に、実は72点の女子高生が「自慢すんなし」とツッコムも、男子はさらに「11点も落としたのには驚いた」と続けて、女子の方を振り返り「どう思う? 72点」と語りかける……、というものだ。

 ほかにもマンガ『ワンパンマン』(集英社)の原作者・ONEも挑戦したりなど、有名漫画家が参戦という驚異的なブームを見せている進研ゼミ4コマ漫画。しかし進研ゼミ漫画が話題になったことは今までにも何回もあった。

 進研ゼミの漫画といえば、勉強できない“イケメン”や“美女”が、進研ゼミによって成績が上がり、なぜか部活も順調になりレギュラーに抜擢、恋人もできるという超展開が基本。なお進研ゼミの“勉強できない”は平均点より数点下や、60点台、あげくには80点台のことを指すこともあり、ちょうど平均点を取った女性主人公が「平均点ぎりぎり、こんな点数恥ずかしくて誰にも言えない」とテストをくしゃっと握り潰してしまうなんていう描写があり、これには「煽られてるようにしか感じない」「全国の半分の学生を敵に回した」「勉強できないのレベルが進研ゼミだと高すぎる」とツッコミをうけまくったことも。

 また、作中に『黒子のバスケ』(集英社)の青峰大輝や、桃井さつきっぽい人物や、『けいおん!』(芳文社)の平沢唯や、秋山澪っぽい人物が登場したり、やけにセクシーで可愛い主人公のママが、“ゼミママ”として話題になったことも。

 SNSの広まりにより、ネタとして扱われるようになってきた進研ゼミ漫画だが、今回のベネッセの試みはそれを逆手にとったような戦略。公式がネタに走って寒くならない絶妙なラインを進研ゼミ漫画には続けてほしいものだ。

進研ゼミの公式サイトで4コマ漫画が作れる!? ジャンプ漫画家も参戦し脅威の拡散力を見せる!!のページです。おたぽるは、マンガ&ラノベ出版業界事情の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!