上坂すみれに自分の名前を呼んでもらうお値段50万円は「ゲスい」のか!?

1607_galge.jpgCAMPFIRE『セヴンデイズ』制作プロジェクトより。

 来年の夏ごろ発売予定のPCゲーム『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』(以下、『セヴンデイズ』)がクラウドファンディングで資金の調達を始めたのだが、援助金額50万円で声優(上坂すみれなど)に自分の名前を呼んでもらえるというリターン商品を提示し、「ゲスいですな」「クラウドファンディングならこんなもんだろ」「良いかもしれない…」と賛否両論、議論が紛糾している状態となっている。

『セヴンデイズ あなたとすごす七日間』はオカルトホラーと恋愛ゲームが融合した異色の美少女ゲーム。「もしも幽霊が美少女で、自分に取り憑いたのだとしたら、いっそ恋愛に発展してしまうのでは?」という発想から生まれた同ゲーム。不幸な死を遂げ、成仏できないでいる7人の幽霊が、唯一肉体を持つ千夜子の体に代わるがわる乗り移る。しかも千夜子の体がこの世に存在できるのは49日間。1人あたり7日という限られた時間の中で、プレイヤーは7人を幸せな最期に導くために奮闘するという内容。

 注目なのが7人のヒロインを演じる、人の声優たち。体を有する御巫千夜子役を上坂すみれが担当、ピンクのお下げ髪の忽那サクラを桐谷蝶々、グリーンの三つ編みと気の強そうな雰囲気が特徴の小鳥遊マリ役を藤田昌代、赤いポニテとヴィジュアル系っぽい服を纏った百目鬼イチル役を清水彩香、ネグリジェ風のドレスがお色気ムンムンの色摩ネネ役を清水愛、お嬢様風ツインテが特徴の月野木コトハ役を荒浪和沙、水色のロングヘアーと憂い顔がいかにも幽霊らしい九十九シズク役を戸田めぐみが演じる。

 ゲーム自体は面白そうだし、声優も申し分ない、となれば援助を考えたくもなるが、今回のクラウドファンディングのリターンとその援助金額がすごい。まず500円で「限定オリジナル壁紙+お礼メッセージ」、2,000円で「『セヴンデイズ』前編 先行ダウンロード」など、少額援助に関しては「まぁ、そんなもんだろ」と言う声も上がっており、妥当な内容。

 しかし、50万円の援助では、ヒロイン(1人)が援助者の名前を呼ぶ特別ミニシナリオが、ゲームで動作するパッチ(ゲームに変更を加えるデータ)として制作される。60万円の援助ではゲーム本編のうち、好きな1ヒロインのシナリオを援助者の名前に変更する特別パッチを制作。110万円の援助では、『セヴンデイズ』全てのヒロインのシナリオを援助者の名前に変更するパッチを制作し、120万円の援助では110万円の援助のリターンに加えて、ヒロイン1人が援助者の名前を呼んでくれるスピンオフシナリオが付いてくる。

 こう聞くとよくわからないかもしれないが、つまり、声優に自分の名前を呼んでもらうだけで50万円かかるのだ。この内容には、「アホかwww」「しっかしまあ気持ち悪い企画考えたなあ(呆れ)」「ときメモ2だとデフォだった機能やん、なんで退化してんだよ」「名前呼ぶだけで50万出す馬鹿がどこにいるんだ!?」と批判の声が多く上がっている。

 しかし一方で「自分のためにアフレコしてくれるってのが大事なんだよ」「すみぺが俺のこと考えながら声出してくれるとかアツい!」「和沙タソhshs」と異常に興奮している声も聞かれる。また、「サイン会に行けば本人が1メートルぐらいの距離で名前呼んでくれんだろ」「自分の名前を変えた方が安くつくな」「1キャラ7日間てことは50万払ってもボリューム少ないんじゃね?」といった冷静な指摘もある。

 同人ドラマCDやゲーム制作でもプロ声優の起用は珍しくもなく、50万円あったら自分の名前を好きなだけ呼ばせるドラマCDの1本くらいは作れそうなもの。そう考えるとボロい商売だと思えてくるが、中には喜んでいる人もいるようなので一概にナシとは言えないのかもしれない。

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